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冷たい太陽
いつもそう
死ぬの生きるのいわないで
恋の終わりって遠くを見るよね
旗をふれ
白く正しく潔く
あすはこの手でさわれない恋
酔ってみた
ほんのり赤いほお撫でて
酔ったら言えるぜこのきすマジだぜ
片恋の
『勇気を出して』は聞き飽きた
苦い未練が胸を裂く傷
かじればいいの
甘く滴る白桃を
抱いてくれたらいいのに弱虫
その口の
そのくちびるのその舌の
名前を呼んでキス魔になる朝
照れ笑い
している背中がカッコよく
よこがお覗いて惚れ直してる
この世界
生まれてきたのは失敗だ
それでもいいから恋するあなたに
もうでない
かすれる声で君の名を
呼んでも無視する冷たい太陽