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「はじめさん、はじめさん、べつにこのまま目覚めなくてもいいですよ・・・」


けったいなささやきに目を覚ます。タセキマリーがいた。

どうやら、というか予想通りというか、俺は死んでしまったらしい。

油断したつもりはなかった。だが、24時間全方位を警戒し続けろというのは無理があった。

緊張の糸がほどけた次の瞬間には、ゴブリンとかいうザコの投石を食らってしまった。


「・・・・これで終わりか・・・」


肩を落とす。それはそうだ。転生時に受けた説明の通り、今回がラストチャンス。俺は、俺の魂はもう二度と柊一を名乗ることはない。


「・・・・????」


と周りをふと見渡す。いつも面接(我儘と恐喝)の時に使われていた部屋ではない。

というか、他にも人がいた。人間でいうと30代くらいだろうか。欧米の顔立ちなのではっきりとはわからない。

いつもと違う風景。いつもとは違う只事ならぬ事態を感じ取った。


「・・・なあ、あの人は誰だ??俺はこれからどうなるんだ??」


恐怖に駆られ、目の前のタセキマリーの顔を懇願するかのように見つめる。

遊園地から連れ出されそうな、泣きそうな顔をしていただろう。


「・・・・えっと、本来はこれでおしまいなんですけど、、、、」


ん?なんだか歯切れが悪い。


「・・・・二週目・・・する???」


ん???????????????


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺がその言葉の意味を理解するのにしばらく時間がかかった。相当かかった。


「え、と・・・自分のステータスとか見たことあります???」


どこから話したらいいものか、といった様子でタセキマリーが切り出す。

見たことはある。なければこんなに不満はない。

きっと彼女はあのことを言っているのだろう。


???・・・16


本来の俺のLUKであるはずだったステータス。かけ違いられたあまり。

てっきりバグか何かだと放置していたのだが。


「これは、その魂が転生できる回数。・・・日本だと、残機といえばわかりますかね??」


すべてを飲み込んだ。


「それでは、二週目行っちゃいましょう!!今度はしなないように頑張ってください!!」


俺はまた混濁の意識を中をさまよった。二回目の。

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