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陽炎怪談  作者: 九×九 八十一


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1/7

【 影 】


これは、私の考えた話。



その日は朝から雪がちらついてた。


深夜過ぎになって、いい加減に寝ようと思った時、ふと戸締まりが気になって確かめたんだ。


『カシャン』


思ったより大きな音を立てて鍵が掛かった瞬間、


「ガシャシャシャシャシャシャシャ!!!」


って玄関戸が激しく揺れ始めた。


えっ!? と思って飛び退いたら、磨りガラスの向こうに大きな人影が見える。


ソレが玄関戸の格子に指引っ掛けて、


「ガシャシャシャシャシャシャシャ!!!!」


って凄い勢いで揺らしてる。


一瞬、人かと思ったけど、違う。

影は動かない。戸だけが揺れてる。


──人じゃない。


直感的にそう思った瞬間、動けなくなった。

でも、だんだん腹が立ってきて、


「うるせーッッッ!!!!」


って叫んで玄関戸に飛び蹴りしたら、

シンッ……、てなった。


さっきまでの音も影も消えて、磨りガラス越しに舞う雪がうっすら見えるだけ。


家族は、誰一人起きてこなかった。


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