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承認欲求プレデター


■

 ボクをもっと褒めてくれ。


■

 意味が無いと知っていても

 落ち込んだふりをするのは

 誰かに同情してほしいから


 私のせいでこうなったのと

 心にも無い反省を嘯くのは

 周囲にあるはずの原因を

 糺す事を煩わしがるから


■

 例えば私の目の前で

 あなたが突然死んでしまったとして

 果たして私の生活に

 いったい何の影響があるだろうか


 あなたが居なくても生きていけるなら

 私が生きている意味はあるのだろうか


 意味なんかなくても

 価値なんかなくても


 あなたがそこに居るなら

 まだ私は生きていたい


■

 無視されて、蔑ろにされて。

 差別されて、嘲笑われて。

 誰からも人間扱いされず、

 孤独の海に揺蕩うとしても。


 そんな事で貴方は死なない。

 そんな事では人は死ねない。


 じゃあ――だとしたら。

 貴方を人間扱いしていないのは、

 果たしてどちらなのか。


■

 漠然とした劣等感が

 嫉妬から来る負い目が

 説明できない不安感が

 加害妄想と被害妄想が

 根拠のないプライドが

 肥大化した自意識が


 輪の中にありながら

 私を孤立させる


■

 「人と人は決して分かり合えない」と、君が言った。

 分かり合いたくて人をやめてみたら、君の言葉も分からなくなった。


■

 ひとりぼっちの部屋。

 込み上げる吐き気は、

 君との思い出の反芻。


■

 へぇ、私ってまだ生きてたんだ。




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