おわりにその2
気にかかっていたことがあるのと、ふと自分が書いてしまったこの小説のテーマに関して思い立ったことがあるので、書き加えておきます。これを読んでいる人がどれだけいるのかよくわからないですが…。
まず第一にこの小説は国家について批判的な文章が含まれますが、暴力をもって社会を変革しようとする反社会的な行動を推奨するものでは決してないということを述べておきます。私はこの作品を「低級で幼稚で品のないプロパガンダじみた文化テロ」※1だと思っています。ただ、筆者の願いとして、現代の国家がひしめく体制とは異なる何かの可能性を考えてもいいのではないか、それは私にも思い浮かばないけれど、私とは異なる方法で考える人が生まれないか、などと思っていました。
第二に、この小説のテーマ、私がこの小説に書き残したかったものは「偶然か必然か意図されたものとそうでないものが交錯して、誰もがどこかで何かを間違えた結果、世界が何もかもを誤り間違えてしまっていたが、そこに捨てることのできない何かが残されていた」そういったものでした。
あとから思い至ったのですが、これは「モラルがないというモラル」であり、私にとっての個人的な「文学のふるさと」※2であった、そういったものを書き残したくなっていたのかもしれない、とそんな風に思いました。
※1 https://note.com/kasamaru_hatsuka/n/n1b9c3201b31e
※2 https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/44919_23669.html




