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君と出会った奇跡  作者: ザラメ
第1章
8/8

7話 顔バレしてるけどVtuberデビュー

「なあ凪、顔色と隈がすごいけど大丈夫か?」

「我が友の幸人君ではないか。大丈夫だよ。それよりも次のメニューは睡眠だよね?」

「今度は何徹で絵描いているんだよ。視聴者に3週間で描き上げると宣言したとはいえ無理はしちゃ駄目だよ。あと次はランだよ」


 うわ、次ランかよ。うん?


「なんで知ってるの?」

「なんの話?」

「3週間で描き上げること」

「あー、お前が配信した日に海姉さんから連絡がきて」


 チッ、あいつめ。今日の夜ご飯、あいつが嫌いなオニオンスライスにしてやろ。


「まあ、勝手見たことは謝罪するから海姉さんを許してやってくれ」

「うるせーな、バカップル」

「えっ、は、いや、あのまだ付き合ってないから」

「へー、まだか〜」

「えっ、いや、それは違うって」

「はいはい。これ以上は野暮だからなんも言わないよ」

「ありがとう」


 それから顧問に扱かれた。うちの部の顧問はバスケ未経験者で野球やっていたからトレーニングばっかだ。更にミニバスでやってきていた僕と愉快な仲間たちは先生に嫌われている。まあ、仕方のない話だが。自分が未経験者だから手元にあまり置きたくないのだろう。


「なあ凪、完成するの?」

「うーん、そうね、あと動かされるようにすれば終わりだから間に合うと思う」

「そうなんだ。来週の水曜日にやるの?」

「うんそのつもり」


 放課後の練習が終わり、お互い疲れているから自然と口数も減ってきている。


 幸人はスペックは高めだ。身長はあまり高い方ではないけど、サラサラの直毛の髪の毛、顔は童顔で可愛らしい、意外と勉強もできるのだ。できないと言ったら家事くらいだろう。

 そんな奴が僕の幼馴染だから恵まれたと思っている。


「ねえねえ、今日夜ご飯自分でなんとかしてって言われたから凪の家で食べて行ってもいい?」

「あー、いいよ。今日姉さんが作る日だし。泊まりは無しだからね」

「えっ、海姉さんの手料理!いつも凪だったから楽しみだ」

「姉さんより僕の方が料理うまいけどね(自称)」

「へー、そーなんだー」


 幸人と話ながら歩いていると我が家が見えてきた。


「ただいま〜」

「お邪魔します」

「兄さんおかえり。幸人兄さんいらっしゃい」

「久しぶり華」

「あれ、姉さんは?」

「姉さんは今ご飯の準備してしてるよ」

「OK、じゃあ幸人さきシャワー浴びてきていいよ」

「了解。ありがとう」


 それから順番にシャワーを浴びて綺麗な状態でするのはもちろん麻雀だ。


 姉さんはご飯の準備してるからそれが終わるまで3麻をするのだ。

 父さんが麻雀が好きで、全自動麻雀卓があるのだ。しかも部屋が余っているから麻雀専用の部屋があるのだ。


 ということで、華も入れて始まるのだ。


「ポン、あっそれもポン、そしてロン!ダブ東、混一色(ホンイツ)、満貫(マンガン)の12000点」

 幸人今日ははやいな。僕の親も流れてしまったしな。


「幸人兄さん今日は調子いい?」

「調子いいわ。役満もできちゃったりして」

「あっ、ツモ。天和(テンホー)」

「「は?」」


 えっ、華が天和上がったんだけど。えっ、あの

「積み込みした?」

「兄さんバカなんじゃないの?これ全自動だよ」


 それから俺達はわいわいと麻雀をし18時頃には解散となったのだ。

 幸人を家の前まで一応送り、帰ろうとしたとき


「来週の水曜日楽しみにしてるね」

「はいはい。身バレしたくないからあまり周りに言わないでよ」

「わかってるよ、じゃあね、おやすみ」

「おやすみ〜」


 それから無事完成し、迎えた水曜日。


 現在の時刻は18:30。配信開始予定時刻の30前だ。今更緊張はない。

 ということでお茶とチョコを用意して配信の準備を始める。


 15分くらい経って僕は違和感を覚える。

 今日は奴らが邪魔しに来ないのだ。まあどうせテレビという大画面で私の配信を見るのだろう。


 19時を迎えた。私は配信開始ボタンを押す。

「皆さんこんばんは、小雪ふーとです」


《こんばんは、あれ声だけ?》

《声だけ?》

《ママの本体は?》


「皆さん落ち着いてください。これからちゃんと見せますよ」

あえて見せないことにより焦れったさを覚えさせる私は性格悪いな〜


「じゃあ足から段々上に行くようにするね」

というわけでまずは足から見せた。


「これが足ですね。裸足で生足だよ。次に太もも。私がムチムチの太ももにベルトを食い込ませるのが好きなのでこうなりましたね」


《エッロ》

《むちむちにベルトいいよね》

《もしかして私の太ももも?》


「あ、よく気がついたね千華。基本私が描きたい絵を描くから。一応要望があれば聞くけど、千華のはそこら辺はおまかせするってなってたから文句は言わないでよ」


《www》

《草》

《欲望に忠実》


「ん?なんか千華から電話かかってきた。はい、もしもしどうした?」

『どうした?じゃないよ!私のふとももの話だよ』

「んあ〜、それね。今のやつだと見えないけど、水着とかにすればわかると思うよ。今は忙しいけど、今年の冬か来年の夏に新衣装で水着作ってあげようか?」

『え、ほんとに!ありがとうございます。このまま通話つなげたままでいい?』

「私は一向にかまわない」


《おい、やめろよそのセリフ》

《どっかの水の上を走れる武闘家かな》


 ちょっとリスナーのみんな詳しすぎない?千華はなんのことかわからないらしいけどリスナーは結構知っているみたいだ。


「話がそれましたが次はいよいよ上半身」

『お、ついにか』


 前の配信で決めた通りオーバーサイズのパーカーで胸は控えめ。しかし、オーバーサイズなのでそこまでわからないようにしている。


「やっぱりオーバーサイズのパーカはいいよね。あと服であまりわからないと思うが、胸は控えめだからね。私が貧乳派なんで」


《そうなのw》

《癖がつまりすぎだろw》

《あれ、でも千華は...。》


「あ、そうなんだよ、千華はさ大きめが良いって言うから妥協して大きくしたんだよね。まあでも、本人が納得するギリギリまで小さくしたけど」

『え、嘘でしょ!ママ、私の体で好き勝手しすぎでしょ!』

「でも、その体で満足してるでしょ」

『まあ、もう少し胸大きくしてほしかったけど文句はない』

「ならいいでしょ。それにz」

『わあああ、それ以上は言わせないよ』

「ではラスト顔だね」


《ママは何言おうとしたん?》

《www》


 ラスト顔は、ショートヘアーで髪の色は銀髪。目の色は水色と翡翠のオッドアイである。顔の形は年上感のあるお姉さん系で綺麗系の顔だ。


『年上の女性って感じ』


《甘えたくなる顔だな》

《めっちゃ美人》


「前の配信で決めた顔と少し変えたけど文句はないよね」


《ないよ〜》

《nothing》


『なんで変えたの?』

「こっち系のほうが好きだから」

『結局好みかい!』

「そりゃあそうでしょう。自分の身体なんだし」


《wwwwwww》

《wwwwwww》

《草²》


「最後に全体を見せるけどこんな感じ。これからはこれでやっていくのでよろしくお願いします。今はそこまで視聴者やコメント数が多くないから全部読み上げているけど、多くなって読み上げられなくなっても基本全部読んでいると思っていてね。動画のコメントとかも全部読むし、なるべく返信もする予定なんで。次の配信がもしかしたら1ヶ月後とかになるかもしれないけどいい。これから部活の大会とクラブチームの試合も始まってくるから。なるべく隙間時間を見つけて一時間でも配信できるようにはするけど。告知はするから楽しみにしておいてください。では今日はここまで、おやすみなさい」

『おやすみ〜』


《おやすみ》

《おやすみ》

《ネムイ(´・ωゞ)》

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