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心の中の闘い~少女の檻~
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暗い牢屋の中で、あたしは閉じ込められてしまっているような状態だった。
自分の心と身体なのに、自由にコントロールできない。
このノワって魔族の魔法は、気持ち悪い上に強力だった。
ただ、この檻は、あたしが最後の力を振りしぼって作ったシェルターみたいなものでもあった。
もしこの領域まで踏み込まれたら、あたしは完全にあたしじゃなくなる。
だから、いまは身を守るしかない。
いつか、センセーが助けてくれるまで。
でも、このノワって人がどこか知らない世界や時代に転移しちゃったら、どうなるんだろう?
そう考えると、不安で押し潰されそうだった。
「おい、サキ、助けに来たぞー」
そんなとき、牢屋のそばからセンセーの声が聞こえてきた。
「えっ、センセー? 助けに来てくれたの?」
あたしは驚きながらも檻にかけより、自ら内鍵を壊した。
そして、センセーに手を伸ばした瞬間――。
「ふふふ、残念でしたねぇ?」
センセーだと思った顔が、醜悪なノワの笑みへと変わっていた――。
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