Stage3-2 不運/勇敢(おろか)
《浩一郎ビジョン》
我々パーティーはガラムさんの家に向かっている。いつの間にか男にもらっていた地図を頼りに、曲がりくねった道を歩いているのだ。と言うか、この地図によると男が示した方向は北西だったようだ。まったくの逆じゃないか。
まあそんな事はどうでもよくて。
かなり複雑な道だ。男の渡してくれた地図は経路まで書いてあるので、その通りに進んでいるのだが、右に曲がって左に曲がり、暫く行った後また右に曲がる。そして左に二回曲がってずっと行った後、今度は右へ……ってこれ結局元の道に戻ってるじゃないか! ああ! この野郎! だ! ま! し! やがったなぁぁぁぁぁぁ!!!!
とまあそう言う訳で、あの男への僅かな、ほんの僅かな、マジで米粒ぐらいの怒りを感じながら、我々はガラムさんの家を目指して邁進した。
そして、不運にも蜂のような魔物と遭遇してしまうのである。
《祖母ビジョン》
浩一郎はさっきの男の人に譲ってもらった地図とにらめっこしながら、あっちに行ったりこっちに行ったり歩いています。と言うか、元の道に戻った気がしますが大丈夫でしょうか。
浩一郎は「あーもう」とか言いながらずんずん歩いています。すると、道端に小さな祠のようなものが建てられていました。赤い頭巾をかぶった仏様が目を瞑って合掌なされています。
その屋根のところに、蜂の巣がありました。そこから何匹かの蜂が出てきました。また浩一郎の苦手な虫です。虫なんて無視すればいいのに。ナンチャッテ。……ごめんなさい。
そして、勇敢にも蜂に立ち向かっていく浩一郎。だから虫は無視すれば……ごめんなさい。




