第20話 ワクワク魔力検査!リンカとエリオがバッチバチ
二人が辿り着いた会場は大きめのレンガ造りの建物。
そこに集まったAクラスの面々が皆列をなして中へ入って行く。
「き、緊張してきた……」
リンカが言った。
「大丈夫だよ。魔力計るだけだから」
ミルは涼しい顔で言う。
会場内は石畳で出来た床の上に広々とした空間が広がり、高い天井には色とりどりの綺麗な装飾が施されていた。
まるで教会のような雰囲気で、アウトサイドでは全く見たことのない建物だ。
そんな初めての空間に、リンカは期待と不安が入り混じる不思議な気持ちだった。
ふと周りを見てみると、集まっていた他の生徒たちも皆それぞれの気持ちを抱え、神妙な面持ちで佇んでいた。
そんな中、明るく騒ぎながら会場に入ってきた人物が居た。
「あら、これはこれはリンカさんにミルさん。同じクラスとは嬉しいですわ」
騒いでいたのはエリオ達だった。
「あ、エリオちゃんとペギーロージーちゃん~。こんにちは~」
ミルは笑顔で挨拶した。
「ごきげん」
「よう」
「ですわ」
ペギーとロージーは交互に言った。
「あなた達ご存じですの? これから魔力値の測定をやるようですわよ」
「う、うん。一応……」
リンカは答えた。
「わたくしはその情報を以前から仕入れて今日の為に万全に整えてきましたのよ。まあ、そうでなくてもあなた達のような貧民に負けるとは思えませんけど。オッホッホッホ」
エリオが笑うのに合わせてペギーとロージーもオッホッホと笑った。
「ごめんなさいね。バカにするようなことを言ってしまって。まあ、でも事実ですから仕方ありませんわね」
エリオ達はまた高笑いしながらリンカ達の元を離れていった。
「やっぱり嫌な人だ!」
リンカは腹をたてて眉間にしわを寄せた。
「そうだね~」
「でも魔力テスト、私自信ないな……。ミルは普通に魔術使えてるけど、私なんて魔術使ったこともないし……。一体どうなるんだろう……」
リンカは緊張と不安で胸が一杯だった。
「はいはい! 皆さん、静かにして!! こちらに注目!!」
そう言いながら会場に教師らしき人物が入ってきた。
生徒たちは静かになり、皆彼女の方を向いた。
リンカもしっかり背筋を伸ばして立つと教師の方を見た。
「私はあなた達Aクラスの担当になったキャサリンよ。よろしく」
キャサリンがそう言ってから、後から入ってきた係員に目配せすると、係員たちは何やら大型の機械を生徒達の前に運び入れた。
見た目はひょうたんのような形の機械で、何本かくねくねとパイプが伸びている。そして、ひょうたんの真ん中部分には小さなモニターのようなものが付いていた。
「どうやらもう知っている人もいるみたいだけど、これからあなた達一人一人の魔力を計測するわ。この数値は今後の成績にも関係しては来るけど、数値が低かったからといって何か劣っているという事ではありません。努力次第で数値が上がることもあるから、その辺は気にしないで」
係員たちは大きな紙を取り出してそれを開いて見せた。そこにはクラス全員分の名前と番号が書かれていた。
「では、今から番号と名前を呼ぶわ。呼ばれたら返事をして機械の前に立って」
「1番、青井ケンジ!」
キャサリンは最初の生徒の名を高らかに宣言した。
「は、はいっ!」
呼ばれた少年はぎこちない様子で歩きながら前に出た。
彼は係員に誘導された通り機械の裏側に周り、機械の二か所の穴に腕を入れた。
「では、計りまーす」
係員がそう言って機械のスイッチを押した。
「おねがいしますっ」
機械のスイッチが入ると、ひょうたん部分が激しく揺れ、何やら蒸気を出し始めた。
少年が腕を入れた穴の部分からはぼんやり黄色い光が放たれている。
そして、機械はしばらくすると止まった。
「魔力値67、並魔です」
係員は淡々と結果を報告した。
「おう、まあまあやるじゃん」
少年は他の生徒からそう言われ、ふうっと息をつきながら元の場所に戻っていった。
それから次々に生徒達の計測が行われていく。
「魔力値54、並魔です」
「魔力値60、並魔です」
「魔力値41、劣魔です」
計測は順調に進んでいき、ついにエリオの番がやって来た。
「12番、エリオ・ブラッド!」
「はい」
エリオはゆっくりと優雅に歩きながら前へと出た。自分の魔力に自信満々といった様子だ。
なぜかペギーとロージーがついて行こうとしたが、エリオが追い払った。
彼女は髪を振り払い、皆がやっていた通り慣れた手つきで機械に手を入れた。
「では、計りまーす」
係員が再びそう言ってスイッチを押すと、機械が動き出した。
そしてしばらくすると機械は止まって数値の表示が出た。
「魔力値92、優魔です……。あ、あれ? 間違ってないですよね?」
係員は故障を疑い機械を調べたが異常はなさそうだ。
「測定器の故障ではありませんわ。わたくしは昨日も計測をしましたが、ほとんど同じ数値でしたわ」
そう言いながらエリオは満足そうにペギーたちの元へ帰っていった。
「す、すげえ……。92なんて初めて見たぞ……」
どこからかそんな声が上がるほどエリオの数値は高いようだ。
その後も次々と測定が進んでいくが、エリオの数値を超えるものは到底出そうにない。
ミルも計測を終えて、リンカの元に帰ってきた。
「私は魔力値64だって~。なんかキリが良いね~」
「それってキリいいかな……?」
「お~ほっほっほ。どうやらわたくしを超える人は誰もいないようですわね。後残っているのは貧民の方々だけみたいですし?」
エリオは上機嫌に笑いながら言った。
「あら、お次はリンカさんの番みたいですけど? 早く行ったらどうですの?」
リンカはバカにされるのが嫌で行くのを少しためらっていたが、エリオにせかされ前に出た。
「よろしく……お願いします」
リンカは目を閉じ、両腕を素早く機械に入れた。
「じゃあ、計りまーす」
ブゥンと音をたてながら機械は動き出した。
エリオの時のようにひょうたんの先端から煙が出てきたが、なんだか煙が黒く焦げ臭い。
さらにはリンカの腕を入れていた部分が次第に暖かくなっていった。
何が起きたんだ?
リンカが少し疑問に感じていると、腕の周りが耐えられないほど熱くなってしまい、リンカは急いで腕を抜いた。
「あつっ!」
リンカが腕を抜くと、機械はプシュ~という音を立てながら止まった。
「す、すみません。ちょっと確認しますね~」
これまで一度も起きなかった事態に生徒だけでなく教師まで注目して見ていた。
機械のモニターにはまだ何も表示されておらず、どんな数値が出るんだと皆が見守った。
「あれ~おかしいな~」
係員が機械をバンバンと何度か叩くとモニターの映像が乱れ、しばらくして数値が出た。
だがその時出た数値のあまりの低さに皆が失笑してしまった。
「えっと……。魔力値6? 無魔です」
「は、はい……」
リンカは恥ずかしさで赤面して俯きながらミルの元へと戻った。
「あっはっはっは。魔力値6なんて初めて聞きましたわ。リンカさん。あ、気にしないでください。バカにしてるわけじゃありませんわ。そんなに低い数値逆に珍しいですから、誇りに思っていいですわ。ブフッ」
エリオがリンカにちょっかいをかけてきたが、リンカは無視して彼女の横を通り過ぎた。
落ち込んで顔を下げたままのリンカをミルは励ました。
「だ、大丈夫だよ~、リンカちゃん。頑張ればもっと数値上がるよ~!」
「そ、そうかな……」
リンカは当分顔を上げられそうにない。
そうして魔力値測定は無事終了。
全員の測定が終わると、キャサリンが前に出てきて次の試験へと案内を始めた。
「では全員終わったので、場所移動しまーす! ついて来て!」
キャサリンはそう言って、建物の外へと移動を始める。
生徒たちはその後をぞろぞろとついて行った。
彼らが次にやってきたのは屋外の広場。
キャサリンの手元には机が置かれ、その上にコップと水の入ったボトルが置かれていた。
「次は実際に魔術を使ってもらう試験です。あなた達の魔術はどの程度なのかを見極めるのに重要な試験なのでせいぜいがんばってください」
「魔術を使うって具体的には何をすればいいんですか?」
一人の生徒がキャサリンに聞いた。
「いまここに空のコップと、水の入ったボトルが置いてありますが、ボトルやコップに一切手を触れずに魔術の力を使って水をコップに注いでもらいます」
「え~!」
「誰かやりたい人はいない? 居たら手を挙げて」
そんなの無理だと批難の声が上がったが、ペギーとロージーが挙手をした。
「私達」
「ミルさんを」
「推薦しますわ」
彼女たちは交互に言った。
「え? なんで~?」
ミルは突然の指名に困惑していた。
「どういうこと?」
キャサリンがペギー達に聞いた。
「ミルさんは」
「あの」
「知る人ぞ知る魔術品専門店」
「ミセス・マジックの娘、なんですわ」
またペギーとロージーが交互に言った。
「ああ、それなら私も聞いたことある。魔術品なら大体のものは揃うと噂ね」
キャサリンが納得の表情を浮かべた。
「ミルのお母さんのお店ってそんなに凄かったんだ」
リンカは羨望のまなざしでミルを見た。
落ち込んでいたことはもう忘れたようだ。
「まあね~。すごいでしょ~」
ミルはまんざらでもなく照れている。
「わかった。ミル・クリスタル、できる?」
「うーん、やってみます」
ミルは皆に注目される中、前へと出て行った。
「ミル、頑張って!」
リンカも見守る中、ミルは指輪をはめてボトルに向かって手を突き出した。
彼女は大きく息を吸って、吐いた。
「飛べ~! ボトル!」
ミルは大きな声で言った。
みんなは息を呑んで静かにボトルの様子を見守る。
そんな中、机の上のボトルが一瞬だけピクリと動いた。
動いた!
皆がその様子に興奮して息を荒げるが、いつまで経ってもそれ以上のことは起こらない。
やっぱりだめか……。
そんな諦めの空気が生徒達を包み込んだ。
「ふふっ。やっぱり、貧民の方にはちょっと荷が重かったかしら」
エリオがそんな嫌味を言う。
「そんなことない!」
リンカがエリオに向かって言った。
「お、おい! ボトルを見ろ!」
そんな声が聞こえてきてリンカは慌てて視線をボトルに戻す。
すると、ボトルが再び動き始めていた。
カタカタと音を鳴らしながらボトルは振動する。
そして、ボトルは少しずつ机から離れ、空中に浮かんでいった。
「す……すごい」
ミルは息を荒げながら、ボトルを宙に固定する。
彼女はしばらくそのまま止まって息を整えると、次の段階へと移る。
ミルは慎重に手を動かして、宙に浮かせたボトルをコップへ近づけていった。
「がんばれっ!」
皆が固唾を飲んで見守る中、ミルは少しずつボトルを傾けた。
「あと……少しっ!」
ボトルはゆっくり傾いていき、中の水はボトルの口へ向かってどんどん降りて行く。
そして、ついにボトルから水が流れだしてコップに向かって落ちていった。
「やった!!」
大成功、かと思われたが、水がコップに入りそうになった瞬間、突然ボトルが空高く舞い上がった。
「うわあっ!」
そしてボトルはそのまま落下して割れてしまった。
「あ~~……」
皆から落胆の声が上がった。
それでもあと少しの所までできたのはすごいと、まばらな拍手がミルの功績を称えた。
だが、リンカは納得がいかなかった。
突然ボトルが舞い上がったのを不自然に感じたからだ。
リンカはエリオ達を怪しんで彼女達の方を見た。
するとエリオ達は何やらミルに向かって魔術を掛けているような様子だった。
「ちょっと、エリオさん! 今何かしてたでしょ!」
リンカはエリオ達の元へと近づいて言った。
「なんですかリンカさん急に」
「今ミルが失敗したのはあなた達のせいなんじゃないの?」
リンカはエリオに詰め寄る。
「あらあら、お友達が失敗したからって言いがかりはよくありませんわね」
エリオがリンカから目をそらしながら言った。
「なんで」
「そんなことする」
「必要があるんですか?」
ペギーとロージーが言った。
「そうですわ。推薦したのは彼女達ですのよ。彼女も含めわたくし達はミルさんを応援する側です。失敗を人のせいにするのはよくありませんわね」
「絶対ウソだよ! 自分たちができないからって嫉妬したんじゃないの?」
「あらあら、これは失礼ね。だったら見せてあげましょうか? ペギーさん、ロージーさんあなた達もやってみなさい」
ペギーとロージーはエリオにそう言われ、2人で前に出た。
皆が見守る中、二人は堂々とした様子で指輪を構えた。
そして彼女達は2人で同時に魔術を使ってコップとボトルの両方をいとも簡単に浮かせて見せた。
そしてボトルをスムーズに動かして傾けると、コップに水を注いで見せた。
成功した彼女達には皆から拍手が送られた。
「これくらい」
「朝飯前」
「ですわ」
ペギーとロージーは二人で同時にお辞儀をした。
「すごいわ。二人でやったとはいえ、二人同時にタイミングを合わせるのは簡単じゃないわ」
キャサリンも素直に感心し二人に拍手を送った。
「では、お次はわたくしにやらせてくださいます?」
エリオが名乗り出た。
彼女はキャサリンの返事も待たず、前に出て行った。
「リンカさん、ミルさん。どうぞ一番前でじっくりとご覧くださいませ。また不正を疑われて言いがかりをつけられては困りますので」
「わかった! いいよ? ただ、いくら次不正しなかったからと言ってさっきの事は水に流さないけどね!」
「まあまあ~」
ミルがリンカをなだめた。
リンカとミルの二人は言われた通り、一番前に出てエリオの魔術を見守った。
「皆さん、見ていてください。わたくしはボトルもコップも動かすことなく、水を注いで差し上げますわ」
エリオはそう言って、指輪をはめた右手をくるくると回すように動かした。
ぼんやり青白く彼女の指輪が光る。
すると、ボトルの中に入った水がくるくると回転を始め、ボトルの壁面を這うようにして上に登っていった。
そして、そのまま水だけがボトルから飛び出し、綺麗な渦を巻きながらアーチを描いてコップに向かって入っていった。
「す、すげ~!!」
皆から今日一番の声援が上がり、拍手も起きた。
「これで終わりじゃありませんわよ?」
ボトルに入っていた水は全てコップに入りきったが、エリオはまだ何かやるようだ。
彼女は再びコップに入った水を宙に浮かせると、その水でさまざまなものを形作った。
星やハート、そしてユニコーンの形まで作って見せた。
皆の声援はさらに上がり大きな拍手が彼女に送られた。
さらに彼女はユニコーンを形作ったまま、まるで空を駆け抜けているかように動かして見せた。
ユニコーンは生徒たちの上を縦横無尽に駆け回った後、リンカ達の近くまで降りてきてミルの上で弾けた。
その結果ミルは水を思い切り被ってしまいずぶ濡れになってしまった。
「あらっ!! ごめんなさい~。フフフ。つい、やりすぎてしまいましたわ」
エリオはミルに謝ったが、口元は笑っていた。
「みなさ~ん、ありがとうございますですわ~」
エリオがそういうと再び大きな拍手が起きた。
だが、リンカはもう我慢の限界だった。
「エリオさん、もうちょっとちゃんとミルに謝って!」
「ど、どうしました急に、熱くなってしまって。落ち着いてください」
エリオは白々しくごまかした。
「絶対わざと水かけたよね? 謝って!」
リンカは怒りが収まらないようで、エリオを問い詰めた。
「さっきからあなたは何ですの? 言いがかりばかり。ミルさんには先ほど謝りましたよね?」
「だから、あんなのは謝ったうちに入らないって言ってるの!」
「ちゃんとって一体どういう謝り方をすればよろしいのでしょうか? そんな曖昧な表現じゃ、私分かりませんわ」
「そのくらい分かるでしょ? 常識で! それともお嬢様には常識も分からないのかな? エリオさんなんか、常識値2です! に~~~!」
「り、リンカちゃんもういいよ~~」
ミルが止めに入るがリンカは止まりそうになかった。
「はいはいもうやめ!」
エリオとリンカの間にキャサリンが無理やり割って入って一旦は喧嘩は収まったが、二人の怒りはまだ収まっていないようだった。
「先生? わたくし、言いがかりばかりつけられてこのままだと怒りが収まりませんわ。何か彼女と対決できるいい案はありませんこと?」
「いいね! 対決! 望むところです!」
リンカもエリオも対決をする気満々のようだ。
「そうねぇ。対決……。あ! いいのがあるかも」
キャサリンはそう言ってテーブルの方へと戻ると、カバンの中から何かを探し始めた。
「みんなの時間を取ってしまって悪いけど、2人の為にもちょっと協力してね」
キャサリンはカバンからチョークのようなものを取り出して、地面に円を描き出した。
「本当はこれ、上級生の試験課題なんだけど……。まあいっか」
彼女が書いているのはどうやら魔法陣のようだ。
「よしできた!」
複雑な模様が刻まれた魔法陣はぼんやりと白く光って見えた。
だがそれで何が起きるのかが分からない。
「一体何が始まるんですの?」
エリオが聞いた。
「それは言えないな~」
キャサリンはそう言いながら魔法陣の上に手を置いた。
「一つ言えるのは、あなた達には一人ずつこれから出てくる敵を倒してもらうってこと。それが試験クリアの条件よ」
キャサリンは言った。
「敵……」
「それで、どっちからやる?」
キャサリンの質問にエリオが先に名乗り出た。
「わたくしから先にやりましょう。魔力値たった6のリンカさんへのハンデですわ」
「ハンデなんていらない! 私からやります! 先生!」
リンカも負けじと名乗りを上げる。
「まあまあまあまあ。どっちでもいいけど、じゃあ先に名乗り出たエリオさんで」
結局エリオから先に試験を行うことになった。
「よし、じゃあ行くよ。ギブアップならギブアップって言ってね。それまでは絶対に止められないから」
キャサリンも緊張した面持ちで言った。
「わかりましたわ。望むところですわ」
エリオは指輪をはめてさっそく構える。
一体何が始まるんだと皆は静かに見守った。
「じゃあ~、試験…………開始っ!!!!」
キャサリンのその宣言と共に、地面に描かれた魔法陣が突然強く光り始めた。
そして彼女は急いでその場から離れていく。
すると、辺りが地震のように揺れ始め、机の上に置いてあったコップとボトルが倒れて割れた。
そして次の瞬間、魔法陣が描かれていた地面が爆発するように割れて中から巨大な何かが出てきた。
岩や土でできたその何かが形を変えながら最終的には2足歩行の人間のような形に変わった。
だがその大きさは人間とは似ても似つかず、縦は4メートル横も2メートルほどの巨体だ。
「こいつの名前はゴーレム! さあ、あなたに倒せるかな?」
「ふふふ。この程度。私をなめないでくださいます?」




