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終滅のウルド
活動報告に触れた「過去作品」の目次的書き下ろしです
終滅の闇に響くは
ウルドの哀歌か――
[理]があるからこそ
[命]は生まれていき
[愛]があるからこそ
[心]は育まれている
[罪人]となった[道化]は
[狂気]を秘めながらも
無理解なる者らに
心に[傷]を負いながらも
[仮面]に隠された[願い]に
[泡沫]へと想いを馳せて
やがて一通の[手紙]に
紡いだ詩を書き添えて
詩人に送るだろう
遥かな過去に[優霊]は
愛した者に抱いた恋を
伝えられるのか?
すべてを飲み込む
終滅の闇は
過去に紡がれた物語を
静かに聞いている
響き終えられた哀歌を
飲み込み時を
待つかのように――
《終》
タイトルのウルドは、北欧神話の「過去を司るノルン」の名前から取りました。




