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終章

※※ 終章 ※※


それからはもう…すごぃ勢いで遊びまくった。

私達4人は結局魔王退治まで全7ミッション。

映ちゃんとヨイチは3までクリアしてて、普通に計算して340万。


まあコウやユートは今回の殺人事件のゴタゴタで移動費やらなんやらで使ってたり、危険を全然感じてなかった映ちゃんもお買い物とかして若干使ってたり、あ、あと私はすごい勢いの電話代はらったから多少は減ってたけど、それでも300万を軽く超えるお金が残っている。


それを全部使い切ろうとここにいる間しか着ないであろう服を買って正装してフロウちゃんご一家御用達の高級レストランに行ってみたり、タクシーであちこち回ってみたりと6人で頑張ってみたんだけど無理だった。


コウやフロウちゃんだけならともかく、庶民4人付きだとやっぱり行ける所も限られるし、5日後、

新宿に着いた時には残金160万なり。


まだ昼過ぎだったから、お嬢様生活を垣間みさせて頂いたお礼に今度は庶民の生活をという話に。

さて何を見せるとなった時に、フロウちゃんが颯爽と手を挙げたっ。


「は~いっ!ブロードウェイ行ってみたいです!」

ブロードウェイって………いわゆるオタクの方々の聖地では……


意味の分かってるユートとヨイチは苦笑。

コウは当然どういう所かは知らないからきょとんとしている。


「姫とブロードウェイってすっごく結びつかないんだけど…」

例に寄って私が考えてた事をユートがそのまま口にする。

それに対してフロウちゃん

「そうです?お人形の専門店に行きたいんですけど~」

おお~そんなものがあったのかっ。

アニメ関係だけじゃなかったのね…


そして中野。


地下1階地上4階建てのビルの中にマニアなお店がいっぱいのブロードウェイ。

そこをクルクル回って日が暮れて、なんとなくプラプラと散歩に出て辿り着いた神社。


もちろん所持金は新宿に着いた時とたいして変わってない。


「お金…使い切らなかったね…」

「ま、そりゃそうだ。」


会計を任されていた私がお金の入った茶封筒を覗き込んで言うとコウが小さく肩をすくめた。


「どうする?これ。

やっぱりさ…綺麗になくしたいよね…」

さらに言う私の言葉にフロウちゃんの一言。


「寄付しましょう♪」


でたよ~と爆笑する一同。



「うん、それがいいね。

丁度ここ神社だしお賽銭?」

ユートが言う。


「んじゃ、そういうことでっ♪」

私が即茶封筒の中身をザザ~と賽銭箱に放り込むのと

「おいっ!ちょっと待てっ!!!」

とコウが叫んだのはほぼ同時だった。


「なに??」

チャリン!と最後の小銭まで全部賽銭箱に吸い込まれたのを確認して振り返ると、コウがいつものようにため息をついた。


「お前…馬鹿か」


久々だなぁその台詞。

最初の頃は口癖のように口にしてたけど、いつの頃からか飲み込むようになっていた。

でもそういう事言ってる方がなんだかコウらしくていいね。


なんてノン気に懐かしんでる私の耳に続いて飛び込んできたコウの言葉…


「おい…帰りどうすんだよ………」

「……あっ……」

………全員の…お財布の中身全部入れてたんだっけ…

「あはは…どうしようね?」

「おいっ!笑ってごまかすなっ!

この馬鹿がぁぁ~~~!!!」


夕暮れの神社。

どたばた劇の最後の幕はこうして俺様なパーティーリーダーの怒声で〆られたのだった。



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