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過保護なパパは心配性!  作者: 荒巻
学校の章
16/19

10:学校の友達

ブックマークありがとうございます。励みになります。

学校での私のクラスは参組である。

私たち1年生は壱組、弐組、参組の3つのクラスに分けられている。

1クラス20人くらいで、これは特に成績で分けられている訳ではない。

成績順に全クラスに均等に割り当てられており、クラスによってレベルに差が出ないように組まれているそうだ。

1年生では基礎的な勉強をして2年生から、適正や希望によってクラス分けが行われていく。


クラスの子たちとはみんなと仲良くなっている。

試験の日にゼフィをモフっていた子も何人か同じクラスになっている。


クラスでまず仲良くなったのはソーンさんという女の子だ。

たまたま、座った席が近かったので声をかけたのがきっかけ。

彼女は女の子なのに男性にように着流しの着物を着ていてかなり色っぽいが、何か凛とした美しさがある。

立っているだけでも姿勢よく、仕草の一つ一つが美しい。

女性から見ても皆がかっこいいと言うだろう。

こんな子に迫られたり、あんなことやこんなことをされたらあわわわわ・・・

名前の通り、彼女のいばらに絡めとられてしまいそう。

ぐふふふふ・・・・いけない、このままだといけない世界に行ってしまいそう。


でも自己紹介のインパクトはすごかった。


「名はソーンだ。故郷からは旦那と一緒に一旗あげるために上京してきた。

 旦那は同じクラスの酒吞しゅてんだ。ともどもよろしく頼む。」

「(((えーーーー結婚してるの!?)))」


ちなみに、旦那さんの酒吞しゅてんくんはソーンさんより前に自己紹介していたがが、

「酒吞だ。よろしく頼む。」

って一言で、奥さんのことなんてまったく言ってなかったのだ。

酒吞くんはドローマ先生の授業で真っ先に挑んでいったイケイケくんだ。

クラス内ではなかなか強そうではあるが、クラスのみんなの実力はまだまだ未知数である。


旦那様か~、いいな~

でも、パパより好きになれそうな相手にいまだ出会ったことがない。

私に春はくるんだろうか・・・



授業が終わった放課後、私はゼフィと一緒に教室でたわむれていた。

というのも、担任のレージング先生に放課後ゼフィをモフらせてあげないと、

翌朝とっても先生の機嫌がわるいのだ。

朝、先生に挨拶するだけで、斬られるのではないかという殺気漏れ出ているのだ。

よってクラスの皆からも放課後できるだけ先生にモフらせてあげてくれと懇願されている。


ゼフィは最近ではレージング先生にモフられるのがまんざらでもない様子。

触らせてやっているというような表情をしているくせに、尻尾はパタパタ振れているのだ。

私の眼はごまかせないぞ!!毎晩、私と寝てるくせに先生にたぶらかされるとはこの浮気犬め!!

レージング先生とゼフィが結ばれてくれるのも喜ばしいけどね。

犬と人族だけど・・・


・・・まあ、本人たちは喜んでるんだし、いいか( ´∀` )



帰り道、てくてくと歩いていると、必死の形相の酒呑くんが腕に何かを大事そうに胸に抱えて走り去っていった。声をかける暇もなかったけど、何かあったのかな?


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