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セーラのセーラによる。
セーラの為の裁判。
むう、このままじゃ不味いんじゃ無いだろうか?
なんかもう罪人一直線。
………俺のうしろにはドラゴンキラー持ったセルバンテスがいて。
カルナとタレ目さんは、もう既に拘束具着せられ、既に罪人扱いだった。
セルバンテスとヒャッハーは、落ち着いたもんだ。
チゴヤはニコニコ笑っている。
お前は事態をおさめろ。
セーラは妙にテンションが高い。
気味が悪いほどに
「ん〜〜〜三人とも、だいたい有罪でいいでしょうか?」
「罪の重さはどの程度で?」
セーラとセルバンテスが、さっさと裁判?を進める。
既に有罪は決まってるていだ。
ば、莫迦な。
「異議あり」
言ってみたかった。この言葉。
「却下。被告人は質問されるまで、口を開かないように。ちなみに特に質問はありませんよ」
「何も喋らず、有罪になれって事じゃないか?」
酷え。ここの裁判酷すぎる。
「大丈夫。弁護士の弁護に期待してください。まぁ、弁護士私なんで、弁護しないんですが」
「ね、姉さんそれはあんまり、横暴すぎるさ」
身動きがほとんど取れないが、口は塞がれてないカルナ。
「判決………カルナ死刑」
「ちょっと〜〜なんでさ〜」
「ヒャッハーさんから話は聞いています。チビ竜さんに、全身舐められたそうですね。死刑」
「ヒャッハー、すまねえカルナの元大将。セーラの大親分にゲロヒャッハーっちまったぜ」
「お前はなにを告げ口してるさ〜。そもそも、それ私悪くないさ〜。白虎装備も取られたし、被害者さ〜」
「と言うか、いつセーラが大親分になった?」
「俺達ヒャッハーは、強い人にはヒャッハーできないぜ。一番強いヒャッハーに従うのは、ヒャッハーの習性さ」
こいつ等にはそもそも期待してなかったが、思った以上に味方につけたら駄目なやつだったのか?
もっと早いうちに仕留めておけば。
「セーラや。仮にもカルナは妹だ。罪を少しだけ軽くしてやっては貰えんかな?」
それまで黙っていたチゴヤが、カルナの助命を要請する。
「タレ目もヒャッハーしてくれないか?セーラの大将。あんな美人ヒャッハーするのはもったいない。いらないならヒャッハーするから俺にくれよ」
ヒャッハーがタレ目さんの助命?だか何だかを要請する。
「ドラゴン殿を死刑にするなら、私に、切らせてもらえませんか?私は、恥ずかしながら、まだ竜を切ったことが無いのです」
セルバンテスが………
ちょっと待てお前。
「おい。なんで俺だけ誰からも、かばってもらえないんだ?」
「セルバンテス。却下します」
おおう。セーラが、かばってくれた。
「チビ竜さんは、私が切りますから」
そう言ったセーラの手には、禍々しい剣が握られていた。
おい、まて。その剣?
………間違い無い。
あれもドラゴンキラーだ。
セーラお前もか?
どうしてこうなった?
セーラに気を取られていた。
その時間に、隙ができた。
油断大敵。




