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ドラゴンの卵に転生したら、目玉焼きにされてドラゴンゾンビになった  作者: 金銅才狸


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47第三王子


「ふんふ〜ん。ドラゴンはいいな〜」

「ウギャ」


 王子は俺の前では、上機嫌だ。

 王子がついてくるように言うので、

 王子のあとをついて行く。

 王子、俺、近衛兵が並んでゾロゾロ歩く。


「僕のドラゴンコレクションを見せてあげるよ」

「ウギャ」

「王子、大丈夫でしょうか?」

「なにがだい?」

「ドラゴンコレクションを見たら竜は怒るのでは?」

「大丈夫だよ。ドラドラ大人しいし」

「ウギャ」


 俺、ドラゴンに同族意識無いしな。

 別に何見ても驚かんよ。

 セルバンテスコレクションに比べれば、

 あれを見たあとなら何見ても、驚かんよ。

 俺を驚かせたければ、アキリアでも、もってこい。

 ま、ドラゴンの肉とかあったら食べる。


「さぁ。ここだ」


 なんか扉の模様にドラゴンいっぱい描かれてる。

 扉を開けて王子がスタスタ中に入る。

 中をちょっと見て………


「ウギャァァァァ」


 叫び声をあげた。

 俺の取り乱した様子に、

 近衛兵が剣の柄に手をかけて臨戦態勢に入る。


「ウギャ、ウギャウギャ」


 俺は近衛兵に構わず中を指差す。

 ウギャウギャ中を指差す、俺を見て、

 近衛兵が警戒を解く。

 俺が指差すものを見て納得したからだ。

 そこには黒いドラゴンキラー。

 禍々しいオーラが剣に纏わりついていた。

 只者では無い。ドラゴンキラー。

 どう見ても、頭おかしい、禍々しい剣がそこにあった。



「それはこの国の英雄が使っていた。魔竜王剣さ」

「ウギャオギャン」

「竜殺しの切り札。竜の魂を食うドラゴンキラー」

「ドラゴンキラーと言ってもピンキリある」

「魔竜王剣はピンの中のピン、最上級品さ」


 こえ〜なにあれこえ〜。

 存在感だけでチビる。

 てかチビッた。

 あれ持ち出されたら、

 低レベル雑魚人間にも勝てる気しない。

 近づくのも嫌だ。

 ビビって一歩も動けん。

 

「王子。やっぱり魔竜王剣を竜に見せるのは不味かったのでは」

「そうかな?ドラドラちゃん?」


 漏らしてなんかないさ。

 汗が出たのさ。


「ドラドラたんの尿を拭いたタオルはコレクションに加えるように」

「御意。竜の素材は貴重ですからな」


 ………ドラゴンは排泄物でも素材になるのか。

 俺歩く宝石かなんかかい?

 あと、ドラドラたんってなんだ?


「王子大変です。伝令が」


 慌てた様子の兵士が二人でやってきた。


「伝令?どうしたの〜」

「は、まずチゴヤ商会からドラゴンの返還要求が」

「しらな〜い。って言って」

「しかし我が陣営の情報が漏洩してまして」

「情報漏らした人探して始末してね」

「はは」

「あと、我が竜はそちらの竜とは別の竜だとしらを切ってね」

「はは」


「そ、それから別の報告が」

「まだあるの?」

「コチラのほうが重要で」

「ん、なぁに?」

「竜排斥教団の第二王子が、竜を駆除しろと」


 竜排斥教団。

 なんかドラゴンキラーばりに物騒な響きだ。


「………あの狂信者が。王家の恥が」


 第三王子は急にギラギラした目で、

 飾られてた魔竜王剣を引き抜いた。

 いや、怖い怖い怖い。

 そんな剣もつな。

 鞘に入っていても怖いのに、鞘から抜くなよ。

 良いのか?

 大きいの漏らすぞ。

 この王子なら喜びかねんが。


「ど、どうしましょう」

「こっちには近衛がついてる」

「しかし」

「暗殺者ギルドに馬鹿兄暗殺を依頼」

「は?よろしいので?」

「ドラドラたんと馬鹿兄貴。比べるまでもないな」

「御意」

「………………」

「第二王子の切り札。首切り騎士が攻め込んで来るかと」

「迎撃しろ。ドラドラちゃんに近づけるな」

「御意」


 首切り騎士ってなんだ?

 これ早く逃げないと不味くね?








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