第11章:卒業パーティー
ダニエルが動いている中
二人はついに卒業の日を迎えた。
卒業パーティーの会場には
多くの生徒や来賓が集まっていた。
ルシアは、会場の隅から二人を睨みつけていた。
(今日こそ、貴女の破滅の日よ、
マリナベリー・バレンティノ)
ルシアは、マリナベリーへの
復讐心を募らせていた。
パーティーが始まると
シャリオッドが壇上に上がった。
会場は、静まり返った。
(さあ、婚約破棄を発表するのよ
シャリオッド様)
ルシアは、勝利を確信した。
しかし、シャリオッドの口から出た言葉は
誰もが予想だにしなかったものだった。
「私は、今日この日をもって
マリナベリー・バレンティノとの婚約を……」
シャリオッドは、一呼吸置いた。
会場は、緊張に包まれた。
「白紙に戻し……」
シャリオッドは、さらに続けた。
「改めて、彼女にプロポーズしたいと思う」
「え……?」
会場は、騒然となった。
ルシアは、愕然とした。
(どうして……。婚約破棄じゃないの……?)
シャリオッドは、壇上から降りて
マリナベリーの前で静かに膝をついた。
「マリナベリー・バレンティノ様」
彼の瞳は
これまで見たことのないほどの
愛で満ち溢れていた。
「前世から、貴女を愛していました。
今世も、そして来世も
貴女だけを愛し抜くことを誓います。
どうか、私の妃になってくれませんか?」
シャリオッドは
一輪の青いバラを差し出した。
マリナベリーは、涙を流しながら
青いバラを受け取った。
「ええ、喜んで、シャリオッド殿下」
二人は、幸せそうに抱きしめ合った。
会場は、温かい拍手に包まれた。
ルシアは、悔しさと絶望で
会場から走り去った。
お読み頂きありがとうございます
次回もお楽しみに♡




