女神様の訪問
「こんにちは」
帰宅したら聞きなれた女性の声が後ろから聞こえたので振り返ってみると、低い姿勢で天井を見上げる三咲がいた
「お前・・・何でここを・・・」
「帰り際にれ・・・大輝くんを見つけたからついてきました」
彼女は完全に蓮の方に向かってそう言った。
「というか2人ともここに住んでるんですね」
「それより何で2日目から男子の家とか来るんだよ」
「あ・・・」
三咲は手で口を覆うようにして頬を赤くした。
「どうした?今日が2日目っていうこと忘れてたか?」
俺は煽り気味で言った。
「ちょっと大輝くんいい加減にして!」
蓮は少し怒り気味で言った。
「すみません反省してます」
「とりあえず上がってください。疲れるし」
「ありがとうございます」
「えっ、入れんの?」
俺は少し反対の気持ちがあったが、三咲は少し上機嫌で俺の家に上がった。
そしてリビングに着くと歓喜の声が上がった。
「おっきい・・・」
「まぁじいちゃんの別荘だからな」
「へぇすごい」
そう、ここは死んだじいちゃんの別荘だ。
「とりあえず座ってください」
そう言って蓮はソファを指し示した。
蓮が指し示したソファは2人用でもう1つのソファが向かい合っていてその間に机が置いてある。
あれ、これってもしかして三咲と隣で座れとか言われっていうこと?
まぁ取り調べるのが蓮で相手は俺たちって感じだからしょうがないか。
「で・・・」
蓮が刑事ドラマ風のセリフを言った後に全く違うセリフが飛んできた。
「君たち学校ではそういう態度するのやめてねほかの生徒に恨まれるし何より僕が嫌だから」
息継ぎせずに言い切ったその言葉に対して俺たちは「はい・・・?」と返した。
「あとお二人はどういう関係?」
その返事を俺が先にしようとしたが・・・
「幼馴染です」
三咲に先を越された。
「そうか・・・」
「大輝、良かったな!この・・・三咲さんは女神様とか言われてたからめっちゃ人気だから取り合い楽しいよ!」
「楽しいよ」は本心らしいが「絶対ヤダ!」と言おうとしたが、三咲に先を越された。
「私は女神様なんかじゃありません!」
きっぱりとそう言った三咲は相当嫌だったらしく、泣きそうになってしまった。
「あ、」
蓮が何かに気づいて、こっちに駆け寄ってきた。
ここで蓮がするだろうということは肩トントンだけだが、違った。
まさか、抱きしめるとまでは思ってなかった。俺でもしたことないのに。呆れた。
そしたら、三咲は驚いて泣き止んだが、少しうれしそうだったから蓮をしかるのはやめた。
「本当にごめん」




