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【罪】の謎  作者: 凛莉
第1章 出会い
10/30

第9話 二人組

「うーん・・」

「どうした?シー」

「・・おなかすいた」

「・・・」

まぁ、シーの言ってる事は頷ける 勇者一行を追尾して3日目・・ほぼ何も食ってないからな

・・俺も腹は減っている

「あ!オリス!勇者達移動してる!ボク達も行かないと見失っちゃう!」

「わかった、行こう!」


「ん?」

「どうしたの?カエデ」

「なんかみられてるよーな・・」

「・・やっぱり?」


「まぁ・・食材とか、色々なくなってきたから街へ行こう?」

「うん・・大都市[リーエン]へ」


「ふーん?リーエンに行くのか・・ボク達はどうするの?・・ってあれ?」

「まって・・ボクをおいてかないでぇー!」




「合計2000Rいただきます」

「はい」

「おつりの500Rです ありがとうございました」


「こんなもんかな?」

「よし、じゃあ重いだろうからしまう?」

「そうしましょうか」

:水晶空間:(クリスタルルーム)


ドサッ

「ありゃま・・本が落ちちゃった・・」

あれ?これどっかで・・・

[チッ チッ チッ チーン]

あの時のか!


「この本、読めないんだよなぁー」

「どれどれ?・・・あ、私読める」

「読んでっ!読んでくださいアウロ様!」

「そんなことしなくても読んであげるよ」

アウロちゃん苦笑い 引かれたっ


・・勇者である貴方に託す 我の知識 仲間の力を借りて 読めるこの本 仲間は大切

  それもまた重要 勇者には読めぬよう術がかかっている 術の奥に

  本当の知識が記されているであろう・・・

「・・なにこれ?」

「とりあえず、カエデここで待っててくれる?」

「はーい」

・・本には術を解くための物が書いてあった ここに全部売ってるから・・すぐ戻れるはず


「あ、一人になったよ?オリス、どうする?」

「・・ここでは人が多すぎる」

「了解 二人のほうが楽しめそうだしね」



「ただいまー」

「おかえりー」

「よし、準備は大丈夫・・」

「一回森の方へ行こう」

「わかった」




「雲の裏 影の裏 鏡の裏 元に戻せば皆表 元の姿を現せ:フィア:!」

パンッ

何かがはじけるような音・・本は・・

「うーん・・読めるけど相当難しいな・・今度でもいい?」

「いつもでもいいよ?カエデの好きなときにしよう」

「んじゃ、その時まで:水晶空間:(クリスタルルーム) ・・にしまっとこ」


「よし、今だ!」


ガササッ


「!?」


:火槍:(ファイアランス)!」

早い・・!何者・・

「あつっ・・」


:水矢:(ウォーターアロー)

バシャッ


「・・?」


「コンニチハ、カエデさんアウロさん」

「何者?」

「こいつら、魔王の手下かもしれない・・カエデ気をつけて!」

「うん・・」


「はいはい、あせらないでー」

「・・ここ数日全て監視させてもらった」

「うん とりあえず自己紹介ね! ボクはシー=ロンア!シーって呼んで!」

「・・俺はオリス=ラ・リオン オリスと呼んでくれ」

そういわれましても・・フードで顔見えないです

シーがアウロの方をじー・・っと見ている そして何かに気がついたように顔をしかめる

アウロは少し驚いた顔をして、笑顔をシーに見せる

そしてシーは何事もなかったかのような顔をする

オリスは何も気がついていないようなふり(・・)をしている


「今の攻撃は何だったの?」

「んーサプライズ☆」

「・・・」

「アホ、今の火は強すぎだ」


特に害はなさそうだけど・・何なんだ?

「とりあえず、魔王まで連れて行ってくれないか?」


「カエデちゃん、耳かして」

「?」

小声でシーはこう言ってくれた

「オリスは仲間にしてくれ、って恥ずかしいから冷たく言ってるんだよー」

「ぷふっ・・!」


「シー・・お前話しただろ・・///」

「顔真っ赤だよオリスー!」

「てめ・・:雷球:(ライトニングボール)

「ミギャアアアアアア!」


「ひどい・・ひどいよオリスゥゥ・・うわぁぁん」

ないちゃった・・


「私は仲間にしてもいいと思う」

「アウロもそう思った?よし、決定だね  オリス」

「何だ?」

「仲間にしてあげる!よろしくね」

「・・こちらこそ頼む」


「うわぁぁん」

まだ泣いてる・・

「特にこいつのことを・・」


にぎやかになりそうだ・・そして顔が気になるー!

というわけで、仲間が増えました!

クールで照れ屋のオリスと軽いシーです


では、次回に続く

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