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231.マッサージ②

「は?」

馬鹿皇子の見当違いな指摘に、私の口から声が漏れた。

「は?って、このは、男に気安く体を触らせんなよ。」

「は?ただ、私の肩こりが酷いから西園寺先生が肩を揉んでくれてただけでしょ。」

私達が揉めていると

「どうしたの?」

本を持った上岡さん達が戻って来た。

「桜華様が肩を揉んでくださっていた西園寺先生に文句を言い出して困っていたところです。」

と答えると、松本くんがことの経緯、マッサージやストレッチの重要性など本を片手に馬鹿皇子に説明をしてくれた。

 西園寺先生は

「これで誤解は解けましたか?」

と尋ねると、馬鹿皇子は

「まあ。・・・それでもこのはの体を他の男に触られるのは嫌です。俺がやります。」

といい出した。

「はぁ?やだ。」

と私が言うと馬鹿皇子が

「何でだよ。大体、このはが気安く俺以外の男に体を触らせるのがいけないんだよ!」

「はぁ?何であんたにそんなこと言われないといけないのよ。邪魔するならどっか行ってよ。」

その瞬間、馬鹿皇子は固まって、しゅんと落ち込んでしまった。すると西園寺さんが

「チャリコ様。それはちょっと言い過ぎですわ。桜華様はチャリコさんの為に今回の合宿や明後日の試合に、色々ご尽力されているのに。そうそう。桜華様のおかげで明後日、私達、チャリコさんの応援に行けることになりましたの。」

と嬉しそうに言った。私は

「え?許可降りたんですか?あのー。そんなに楽しいものではないですよ。正直、私と父では格が違うというか・・私、父に認めてもらう為頑張りますけど。正直ぼこぼこにされると思うんです。みっともない姿をみなさんにお見せするのは、正直恥ずかしいです。」

と答えると、馬鹿皇子がぼそっと、

「みっともなくないよ。俺、このはが父さんや摩耶様と修行してるとこ何度か見たことあるけど、一度もみっともないと思ったことはない。」 

と言って私の隣の席のに座り私の制服を掴んだ。

「はいはい。ありがとうございます。」

と言うと、馬鹿皇子は

「俺、ここにいていい?」

と尋ねた。私は

「いいですよ。邪魔しないなら。」

と答えた。

 結局みんなは応援に来ることになり、(休憩時間は馬鹿皇子のお陰でゆっくり休憩はできなかったが)時間になったので、私達は勉強を再開した。

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