224.尊学の生徒と昼食会
「ギャー!キャー!」
私と馬鹿皇子のやりとりを見た尊学の生徒達と、教室にいた帝学のおそらく貴族であろう女子が悲鳴を上げた。そして教室や廊下にいた女子生徒数名が、押し寄せて来た。
「私、芦屋さんと同じクラスのの花村・・」
「私も芦屋さんと仲良くして・・・」
「私、先日のお茶会・・」
私達と西田くんは突進して来た彼女らに場所を奪われて廊下に移動した。
「こわっ。芦屋さん大丈夫?足平気?」
「ええ。正直、魔物よりも恐ろしいと思ったわ。」
「だな。」
私達が廊下に移動してからすぐに馬鹿皇子はどこかに行った様で、女子生徒達も窓から離れた。
私達が廊下から教室に入ると彼女達から質問攻めにあい、面倒だったので
「よくわかりませんが、桜華様はスルメがお好きみたいです。これよかったらどうぞ。」
と残りのスルメを渡すと彼女達は喜んでどこかに行ってしまった。
落ち着きを取り戻した教室にチャイムが鳴り響いた。藤本先生がやってくると、
「授業の前にこれからの連絡事項を伝えます。今日はこの授業の後、4時間目の昼食、掃除、解散となっていましたが、4時間目が終わる12時20分から12じ40分まで掃除、それから12時45分から2時まで昼食、2時5分に各教室で連絡事項等伝え、各クラスで解散。それと、昼食は尊学の生徒さん達と交流を兼ねてダンスホールで昼食会を行う事になりましたので、掃除が終わったら別館玄関前に集合。じゃあ、授業をはじめるぞ!」
それから合宿最後の授業をうた私達は、掃除を終わらせ別館前に集合し、ダンスホールに移動し、尊学の生徒達と合流した。
尊学の生徒はまだ午後も研修があるとのことで正装をしたままだった。私達が到着すると馬鹿皇子が尊学の生徒代表で挨拶をすると女子生徒達から黄色い歓声がとんでいた。
昼食は壁に沿ったテーブルに様々おかずやデザートが並びそこから好きなものを選んで食べるのだという。決まった席は設けず、生徒同士が自由に移動しながら食事や歓談を楽しむ立食パーティーという形式がとられているそうだ。
形式と言われてもよくわからないが、好きなおかずや、デザートを自分のお皿に好きなだけとって、好きな席に座り、ここにいる人たちと楽しくおしゃべりしながら食べてね。という事は理解した。




