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225.尊学の生徒と昼食会②

「西田くんと松本くんもどこにいったのかしらね。何かこういう場に来た事ないから緊張するわ。」

「本当、私も緊張する。西田くん達はさっき向こうにお肉が来たって言って向こうに行ってたよ。上岡さん、せっかくだし、私達もいただきましょ。何食べる?」

 そんな話をしていると、青いスーツと緑のスーツを着た尊学の男子生徒が私達に話しかけて来た。緑のスーツは

「よかったら、お取りしますよ。どれがいいですか?」

上岡さんに尋ね、上岡さんは

「食べたことのないものばかりなので、おすすめのものを入れてもらえますか?」

と答えた。すると青スーツが

「眼鏡さんも私のおすすめでいいですか?」

というので

「お願いします。」

と答えた。それから緑と青スーツの男子と話をしていたら、皿一杯にお肉をとって来た西田くんと松本くんが「お待たせー。」

と言ってやって来た。

「君達は彼女達のお相手ですか?」

と緑スーツが言うと、

「はい。そうです。」

と松本くんが答えた。それを聞いた男子生徒達はどこかに行ってしまった。上岡さんは、

「ちょっと松本くん。誤解されちゃったんじゃない。」

と恥ずかしそうに言うと、西田くんが肉を食べながら

「今日は、勘違いされていた方がいいとおもう。」

と言ってこっそり指をさした。ホールの大階段から馬鹿皇子がこっちをじっと見ている。

「さっきすごい顔で芦屋さんのこと睨んでたぜ。とにかく俺たち、一緒に動いた方がいいと思う。」

と松本くんが言った。上岡さんが私の耳元で

「ねぇ、桜華様って結構面倒くさい人?」

と尋ねたので、私は黙って頷いた。


 それから、西園寺さんも合流し、私達はダンスホールの端に陣取って、楽しく喋りながら食事をしていた。

「ギャー!」

「キャー!」

「うぉー。」

会場から歓声が上がりだした。歓声の原因はやはり馬鹿皇子。馬鹿皇子は女子生徒をゾロゾロ引き連れて帝学の生徒達に順番に声をかけている。

「あ、桜華様の後ろ、南条寺だっけ?すごい顔でついて来てる。」

と西田くんが言うと、西園寺さんが

「南条寺さん、あまりにもしつこくて、とうとう桜華様にお叱りを受けたらしいですよ。ただ、これまでも同じ事がなん度もあって2、3日は大人しくしていらっしゃいましたけど、何かと理由をつけては桜華様にちょっかいを出しに行かれるんですの。南条寺さんは「私が国母になるんだー。」って毎日のようにおっしゃってますわ。って桜華様は第二皇子なのに。それに毎日警備の方と揉めて、みんなに迷惑をかけているあの方が国母になるなんて絶対にありえませんわ。」

とため息混じりに言った。

「・・・桜華様、大変だな。」

西田くんが馬鹿皇子を見ながらそう言った。

 

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