18.自宅で
「ありがとうございました。」
私は父に礼をすると、立ち上がった。
「このは、冷えるからすぐに風呂に入りなさい。冨久岡に行く前に風邪をひいたら大変だぞ。」
「はーい。お先にいただきます。」
私は一礼をして道場を出た。
「うー。さむっ。」
昼間は暖かかったけど、今夜は冷える。汗びっしょりだし、早く風呂に入ろうっと。
「ふー生き返る。」
それにしても疲れた・・・。父は私と同じだけ動いて汗一つかいていない。術を連発しても呼吸も乱れないし。冨久岡に行って修行をしたら少しは父に近づくことはできるかな。私は風呂に浸かり考え事をしていたので少しのぼせてしまった。
「お父さん、あがったよ。」
新聞を読んでいた父が、
「はいはい。あー、こたつから出たくないなー。」
と言いながらこたつから出て、風呂に行った。私は台所に行き、テーブルの上にある置き手紙を確認した。
『夕飯 おでん(からし) イカの刺身(生姜醤油)冷蔵庫 また明日朝、伺います。 加代子』
今日はおでんか。私はガスコンロに火をつけ、必要な食器などをお盆に入れて持って行きました。こたつにそれらを並べると、台所にもどり鍋に湯を沸かし火を止め酒を入れた徳利を入れました。
「今日はおでんか。いいね。」
「うん。あ、もうお酒いいよ。」
「了解。」
「冷蔵庫にイカの刺身が入ってるよ。生姜は加代子さんが擦ってくれてるから。」
と、私たちは夕飯を食べる準備をした。
「いただきます。」
体を動かした後の飯はうまい!私はご飯を2杯お代わりし、おでんもたくさんいただいた。
食事を終え、自分の使った食器を洗うと、宿題をするために部屋に戻った。




