R-04-21 善良な貴族の像
◯ R-04-21 善良な貴族の像
・発生場所◇神聖魔法学科 実験棟前
・危険度 ◇D
・詳細
学院設立当初から存在する貴族の格好をした黄金の男性の像。柔和な顔立ちをしており、像であるにもかかわらず流暢に喋ることができる。
普段は道行く生徒に声をかけたり、挨拶をしたり、雑談をしたり、相談を受けるなど話し相手として活動していることが多い。
人格としては非常に善良であり、小さな命の生死に対しても心を痛める姿を見せる。
日中は生徒に対して明るい表情を見せているが、真夜中になると憂鬱そうな表情になり、学院の理不尽な日常や世の中の汚れた部分を思って嘆いたり、泣いたりなどのことをしているようだ。
瘴気濃度の感知が可能であるようで、徒花事案に見舞われている生徒にはどんな状態であるかを質問し、該当する徒花事案を思いついた場合はどうすればいいかのアドバイスを送ろうとする。
しかし、この像自身も全ての徒花事案を把握しているわけではなく、アドバイスが的外れであったり、逆効果になることも多い。
まともなアドバイスを送ることができるのは全体の5割ほどで、事態が深刻であればあるほどパニックに陥りアドバイスを外す可能性が高まると思われる。
・補遺
創立初期には喋り出した記録がなく、近年になって徒花事案として徒花事案報告書ファイルにページが追加されていた存在です。
正確な年代は不明ですが、はじめから異常性を持っていなかったことから、生徒のいたずらで像越しにアドバイスを送るなどをして、像が喋るという噂が蔓延した結果、異常性を持つに至ったとされています。
徒花事案報告書ファイルにおいてはじめは危険度ランクがEであったにもかかわらず、ごく最近はDに変更されていたことから、これ以上の危険度ランク上昇を阻止しなければなりません。
悪意のある噂の類は抑制してください。
校内安全マニュアルを参照し、変質のきっかけとなりそうな行為は控えてください。
・注意事項
彼の登録名を「知ったかぶり野郎」に改名しろという要請にはお応えできません。
彼は悪意を持ってアドバイスを送るわけではないということに留意が必要です。
また、夜中に嘆いている彼を見に行くことは禁じられています。
寮の規則により、なにより命の安全のために生徒、教師、どちらも夜間の外出は禁止です。




