4-22.(番外編)あの世での座談会 第4章編
おはようございます。
12日から花巻温泉で温泉缶詰執筆をしておりました。本日のこの投稿も花巻温泉からの投稿です。
このお話で第4章は完結なので朝に投稿しております。
ここはいわゆる『あの世』···。
特別に家を持つことを許され、アキ一家と相棒のリオ一家が住んでいる。
そこに、賢者の遺産を継承したライの両親が滞在して、下界の様子を覗いていた。
「ライがSランク冒険者···」
「あのおとなしいライが···。立派になってしまったわね···」
「あ〜、今はそういう運用をエマさんはしてるのか。神々の遺産持ちが全員Sランク扱いなんだね」
「まー、そりゃこの状況だとスタンピードに対抗できる唯一の戦力だもんなー」
「アキさん、リオさん?昔は違ったのですか?」
「そうですよ、ライくんのお父さん。昔はランク自体公表されてなかったんですよ。腕がいい冒険者は名前で覚えられてましたからね。そのあたりは1000年前とはシステムが違いますよ」
「そうなんですね」
「Sランクってライたち以外だと4人しかいないのも、神々の遺産がほとんどないからですか?」
「そうですね、ライくんのお母さん。といっても神々の遺産自体、ほとんどがボクたちの遺産なんですけどね」
「ということは···」
「ライのお父さんは察しがいいなー!残りのSランクはほとんどオレとアキの子孫だなー」
「そうだね~!ナツの家系がサムくんで、フユの家系がウインちゃんだね。なんだかやんちゃなフユとナツを入れ替えたような子たちだね」
「コルメはルメの子孫だなー。以前出会った金竜のレンはアトラの子孫だなー」
「レンちゃんはまんまアトラちゃんそっくりだね。家系だからかな?」
「かもなー。アトラも結構派手に活動したからなー」
「トルムくんは黒竜かぁ〜!やっぱり強いね!」
「2つ性格あるなんて珍しいなー」
「多重人格ってまれにいるんだけど、ボクは初めて見たなぁ〜」
「でも、ライたちはお互いに分かりあったみたいだなー」
「そうだね、リオ。Sランク同士仲良くやってほしいものだね!」
時代に応じて組織は変わっていく。いい方にも悪い方にも。今のところはエマさんが最適な形にしているようだね。
ただ、エマさん自身も寿命が近い。1700年近くこのエーレタニアで過ごしているので、もう限界なんだよ。
エマさんはどうも現場から一線引いていて、実際の運用については副長以下の現場の人に任せているようだ。だからいついなくなってもいいように組織を作っていたようだね。
ちゃんとエマさんは自身が退いた後のことも考えていたようだ。ホント、エマさんはエーレタニアが大好きだったんだなぁ~。
もうすぐしたらエマさんもこっちに来るから、その時は歓迎しよう。
子孫も元気そうでよかったよ。ボクたちがエーレタニアから去ってからはそんなに地上の様子は見れてなかったんだけど、ライくんともちゃんと交流できているようで安心したね。新しい技とかも開発しているようだし、この後はどんな技とかを出すのかが楽しみだね。
地上はまだまだ魔獣が多すぎて滅んでしまう町や国がかなりあるようだ。願わくば、ライくんたちの活躍でみんなが安心して暮らせる世の中になってほしいものだよ。
···その願いは、この後厳しくなるとはこの時のボクたちは考えもしなかったんだよ。
第4章 完
このあと投稿する番外編を除いて、各章完結時には天国のアキくんとリオくんによる感想が入っていますが、今回はちょっと長くなったのでこの部分だけ切り離して独立したお話にしてみました。
これってマラソンの実況中継みたいな形式なんですよね~。作者が小説を書く時はライくんたちの動きを実況中継している感覚で書いており、ライくんたちの動きには事前の打ち合わせがありません。そのためにプロットを書くという前提が存在しません。これが作者の執筆スタイルなんですね。これ、小説家診断と別の書籍化作家さんのお話で気づきました。
ですので、作者の書き方を文章にしたのが今回のお話です。今回のお話も思い付きで分離したのでちょっと短すぎましたね。5章ではもうちょっと長めでお届けする予定です。
それでは次回はネタバレ集です。花巻温泉をチェックアウトして飛行機で帰って夜に投稿します。お楽しみに~!




