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【完結済】継承者ライ、荒廃した世界を生き抜く!  作者: ぷちきゅう
第3章 いろいろ(結果的に)寄り道しちゃって···

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3-18.冒険者ギルド中央本部

 本日で第3章は完結なので、朝に投稿しております。

 昨日前書きで書きました通り、ただいま長野県塩尻のホテルで滞在しております。このあと駒ヶ根のソースカツ丼食べてから帰ります。

 ついにやって来たレクトの国。ここに冒険者ギルドの中央本部があるんだ。


 エールさんの話によると、『人類最後の楽園』なんて呼ばれてる国って聞いてた通り、壁はすごく分厚くて高かったし、壁の前には川が流れていて、門は跳ね上げ式だった。門を上げてしまえば入ることは非常に困難だ。


 しかも壁を登ろうにも川が流れている。ダイナモの町のスタンピードの時のように魔獣を踏み台にして登ることも、数に物を言わせて埋めようとしても、流されたらどうしようもないね。


 確かに並のスタンピードでは侵入するのは容易ではなさそうだ。そして、門の内側もダイナモの町と同様に壁際に家はなく、農地だった。


 そして、内側の門をくぐって初めて人家が建っていた。たぶん、ダイナモの町はアノドさんがここを参考にして作ったんだろうね。


 町の中はとても賑やかだった。多くの人が行き交い、笑顔も多かった。


 ···ボクは今まで訪れた町の中では一番平和そうだった。魔獣襲撃の心配がない、人々が本当に安心して暮らせる町···、それが、レクトの国なんだね。



「おい?ライ、どうしたんだ?ボーっとしちゃって···」


「···え?あぁ!ゴメンね!なんだか···、これが『あるべき町の姿』なんだなぁ〜って思っちゃって···」


「そんなもんか?普通の町と変わらなくね?」


「ボクがそう感じるだけかもね。···これが平和って事なんだなぁ〜ってね。今まで魔獣に怯えて生活してるところが多かったから···」


「まぁ、そう言われればそうだろうな。とりあえずこれからどうするよ?」


「···どうしよう?宿を取っちゃうか、ギルドに行くか···?」


「絶対に宿だろ?どうして聞くんだよ?」


「いや、ギルドで何かあるだろうなぁ〜って思うと、宿に戻れないんじゃないかな?って···」


「だったらなおさら宿が先だ。『宿取ってるから帰る!』って理由ができるしな」


「お〜、なるほどね〜!厄介だったら逃げる手段になるのか!テオ、賢いなぁ〜!」


「そういう事だ。そんじゃあ宿探すぜ〜!」



 テオは鋭いなぁ〜!ボクはそこまで作戦考えれなかったよ!そうして宿を探してたらあったんだ!


 ところが···!?



「なんでギルドと同じ建物に宿があるんだよ!?」



 そう、テオの作戦はもろくも崩れ去ってしまった···。どうもこの国は計画的にあれこれ建てたそうで、『冒険者多いって事は寝るとこが近かったら便利じゃね?』って事で、建物の半分が宿だったんだ···。


 これ、後で教えてもらいました。



「そう言っても仕方ないよ。とりあえず宿の方から行こうか」


「これ···、なんだかヤバい予感がするのはオレだけか···?」



 テオ!それは言っちゃダメじゃない!?ボクもそんな気がしてるんだから!


 中に入ると、左が宿、右が食堂兼ギルド受付だった。お昼過ぎなのに人がそこそこいたよ···。


 ここのギルドは冒険者さんがかなり多そうだね。ボクたちは先に左の宿の受付に行った。



「すいません。2人なんですけど、2泊したいんです。空いてますか?」


「あら!かわいいお客さんね〜!え〜っと···、ツインの部屋でいいのよね?」


「···えっ!?ツイン···、ですか?」


「···あら!?これは気づかなかった(・・・・・・・)わ!ダブル希望なのね!?空いてるわよ〜!」


「···あの〜、ツインとかダブルって、どういう意味です?」


「···へ?」


「いや、だから···。言葉の意味がわかんないんですけど···」


「···あ〜、そういう事ね。お姉さん勘違い(・・・)しちゃったわ!ツインは部屋にベッドが2つあって、ダブルは大きなベッド1つに2人一緒に寝るって事よ」


「じゃあツインでお願いします!」


「わかったわ。てっきりそっち(・・・)かと思ってちょっと興奮しちゃったけど···」


「···え?どうかしましたか?」


「い、いや!気にしないで!冒険者証あったら割引価格だけど···、持ってないわよね?」


「持ってますよ。はい、これで」


「···すごいわね。まさか持って···!?こ、これって!?」


「···へ?どうかしましたか?」


「············」


「あ、あの〜?」



 お姉さんが固まってしまった···。これ、どうしたらいいのかなぁ〜?そう思ってたら奥からもう1人お姉さんが出てきたよ。



「ちょっと?どうしたのよ?大声出して···」



 するとお姉さんは『ギギギギ···』と、調子が悪そうな道具のみたいな音を出すような動きで、ボクの冒険者証をもう1人のお姉さんに見せた。



「え?冒険者証?···えっ!?これって!?しかもドラゴン族まで!?」



 もう1人のお姉さんもびっくりしてたよ···。どういう事?



「ぼ、坊やたち?お代はいいわよ。ギルドから支給されるからね。この305の部屋を使ってね!」


「···え!?い、いいんですか!?」


「ええ!ゆっくりしていってね!」



 ···まさかとは思うけど、『C ☆☆☆』の表記に気づいちゃった?なんかそれっぽい気がしてきたぞ···?



 部屋に行くと···!?なに!?この部屋は!?


 部屋は···、立派なソファとテーブル、浴室にお手洗い、いつも寝るベッドの5倍はあるかと思うぐらいの幅だよ!?どんな大きな人が寝るのさ!?


 しかもそんなベッドがある部屋が4つも!?これが無料なの!?こんなの絶対におかしいよ!?



「テオ!?これって···」


「もしかしたら···、ワナかもしれんぞ?」


「ワ、ワナ!?」


「ああ。こんな贅沢をさせてここから他へ行きたくなくさせて、ここでこき使ってやろう!ってワナかもな···」


「なるほど···。確かに···」


「これはさっさと用事済ませてここを出るぞ!ヤバいにおいがプンプンするぞ!?」


「そ、そうだね···。早く出て行った方が良さそうだね」



 そしてボクたちは今度はギルドの受付へ行った。カソドさんからの書状を渡さないといけないしね。


 受付は8つ窓口があり、今は2つだけ開いてて、並んでいない方の窓口に行った。



「あら?かわいい子たちね~。今日はどんな依頼かしら?」


「すいません。ボクたち冒険者なんですが、ダイナモの町のカソドさんからこの書状を預かってて持ってきたんです」


「···え?ダイナモってとても遠いところよ?どうやってここまで来たの?」


「こっちのテオに乗せてもらって飛んできたんです」


「ちょっと道に迷ったけどな!」


「···え!?キミ、ドラゴン族!?」


「そうだが?」


「ちょっと書状を見せてね~。···なるほど。ちょっとそこのテーブルで座って待っててくれるかしら?」


「はい···。わかりました」



 そう言って受付のお姉さんは上に上がっていった。これもいつものパターンだよなぁ~。そしてギルド長が下りて···、来なかった。さっきのお姉さんがやってきたよ。



「お待たせ。総帥がお会いになるわ。案内するからついてきて」


「えっ!?総帥って一番偉い人ですよね!?どうして!?」


「それは総帥に直接聞いてね!こっちよ」



 そして2階に上がって一番奥の部屋に案内された。どこのギルドも一番偉い人は一番奥の部屋なんだよなぁ~。



「(コンコン)失礼します。総帥、連れてまいりました」


「入ってもらいなさい。キミは下がっていいよ」


「わかりました。それじゃあキミたちは中で面会してね~!」


「は、はぁ···。じゃあ、失礼します···」



 ボクとテオは中に入った。部屋の中には本棚がたくさんあって、本がぎっしり詰まっている。そんな本棚に囲まれた中央にソファとテーブル、そして大きな机があり、そこに···、総帥と呼ばれている人が座っていた。



「待っていたよ。ライくん、テオくん。いや···、『アキさんたちの賢者の遺産の継承者』って言った方が良かったかな?」


「なっ!?」


「てめぇ···!?どこまで知ってやがるんだ!?」


「ふふふ···」



 この人···、ただものじゃないぞ!?




   第3章   完




 一方、天国では···



『ライが···、空を飛んだ!?』


『魔法ってこんなことまでできるのね···』


『そうですね。イメージさえしっかりしていれば魔法がそれなりに補完してくれますからね。ただ···、人族が飛ぶのはかなり厳しくて、ボクも1時間が限界でしたね~』


『でもアキー?ちょっと制御が甘いけどなー。テオも魔力の圧縮がちょっとなー』


『リオ、テオくんはドラゴンキャノンをまだ撃てないからね。あれでも十分だとボクは思うけど?』


『そう言えばそうだなー。あとはライがトランスしたなー。あれって誰が仕込んだんだー?』


『おれとナツだね。まぁ、神狼族じゃないから疑似体験だけどね』


『フユたちが仕込んだのかー。皆伝秘技まで使ってたなー』


『あれもおれの道場の師範としての知識だね。うまくサポートできたようで良かったよ』


『アキさん?うちのライはまだ強くなるのですか?』


『ええ、ライくんのお父さん。賢者の遺産は知識だけじゃないんですよ。たくさん応用できますからね~』


『ライ···。これからも大変なことになりそうだなぁ』


『心配いりませんよ。今冒険者ギルドの総帥に面会してますが、ボクの知り合い(・・・・・・・)ですから』

 ライくんは貧しいマイカ村での生活から一変して旅に出て、いろんな町を見て回りましたが、どこも魔獣に怯える生活を送っている人たちばかりだったんですね。ところがレクトはしっかりと防衛ができているために人々は魔獣に怯える生活をすることがないので、平和に見えてしまったんです。

 まぁ、そうなると今度は人同士でモメますけどね。ライくんとしてはそんなのはどうとでもなるという考えのようです。


 宿のお姉さんの性癖が垣間見れてしまいましたね(笑)!悪気はありませんからね。読者の皆様もいろんな想像していただいて結構ですからね。作品をけなすような事は遠慮願いたいですけどね。


 次はネタバレ集です。本日夜に投稿いたします。お楽しみに~!

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