文字数、ページ数、文字充填率
現在(2017/10)、長編の番外編を下書きしています。これまでの手順どおり、あらすじを始めから終わりまで書き、その後、下書きしているため、完成はまだまだ先の状態です。下書きがA5のノートで約十ページまで進んだところで、ようやく、あらすじの冒頭部分に達したという段階です。今回は回想形式の一人称に挑戦しており、結果として、下書きのほぼ全体が地の文であるという状態になっています。A5のノートで一ページに対して、書籍の約二ページであることが経験的にわかっているため、現在の文字数ですと、書籍にしてようやく二十ページに達したというところです。
まだまだ先は長いと感じつつ、自作の長編二作の文字数は、書籍にしてどの程度の文字数なのかと思いたち、エディタ上でレイアウトを試してみました。
◇
自作の長編二作の文字数は、[小説情報]のページによると、以下のようになっています。
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[1]
文字数 156,028文字
[2]
文字数 198,129文字
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上述の文字数の文章が、文庫でどれほどのページ数に相当するのかと、エディタ上で、一行あたり 42文字、一ページあたり 17行としてレイアウトを設定してみたところ、以下のようになりました。
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[1]
文字数 156,028文字
ページ数 約 313ページ
[2]
文字数 198,129文字
ページ数 約 397ページ
いずれも、一ページは 42文字× 17行
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意外とページ数が少ない結果になりました。「約 100,000文字で文庫一冊分」というようなことをどこかで目にしたので、ページ数はもう少し多いと思っていたのですが、この文字数でようやく一冊分なので、少し驚きました。
次に、一ページあたり平均して文字がどれだけ含まれているか(文字充填率(造語です))を計算してみました。計算式としては、一作あたりの文字数を全ページでの最大文字数で割っただけです。
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[1]
文字数 156,028文字
ページ数 約 313ページ
文字充填率 ( 156,028 / (42 * 17 * 313) ) * 100
= 69.81680851254239715055351213968 [%]
[2]
文字数 198,129文字
ページ数 約 397ページ
文字充填率 ( 198,129 / (42 * 17 * 397) ) * 100
= 69.897127616789788963444319793409 [%]
いずれも、一ページは 42文字× 17行
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計算の結果、文字充填率は約 70 [%] という値が出ました。計算結果が三桁めまで一致しています。物理学実験などに於いて計測値が三桁まで一致したら万々歳ですが、今回はそういうものでもないので偶然の一致でしょう。
現在の書き方ですと、平均すると一ページの約七割は文字で埋まっているということになり、約 100,000文字では文庫の約二百ページ相当することになります。上述の文字充填率は、組版していないテキストデータを基にした値であるため、この値が高いのか低いのかは、判断には至りませんでした。
それなりの長さの物語を書くのは大変だと思った次第です。
[1]
少年竜少女竜遊学記
http://ncode.syosetu.com/n8398dt/
[2]
少年竜少女竜遊学記[二]――黒竜騒動顛末――
http://ncode.syosetu.com/n1461dx/




