64 レベル9
“終了のお知らせ。さっきのCランクのロックリザードとBランクのレッサーアースドラゴンだ”
“マジ? ってことはここってB級ダンジョン⁉”
“最低でもB。ボスはAに近い可能性大”
“……。だけどショーゴ、レッサーアースドラゴン倒しちゃったけど”
“いや、流石にAは無理だろ”
“だれか他のシーカーも潜ってる可能性あるだろ”
“これじゃね? 他のシーカーの配信だけど”
“おおっこれっぽいな。Bランカーの人畜無害か”
“これも”
“Bの爆裂小僧とソロの増渕Cランクジェノサイダーズも入ってるっぽい”
“増渕ってソロなのか。さすがにこれソロはきつくないか”
“いやショーゴはDランクソロ”
“いやソロっていうか爆弾女つきWWW”
“これだけ入ってればいけるんじゃね”
“だけどメンツ的にB級確定だな”
“ショーゴ死ぬな”
ソロの不便なところは、戦闘中に注意を逸らすわけにもいかないし逐一コメント欄を確認するのは難しいところだな。
高額の機材を使えばリアルタイムで確認できたりするんだろうけど、今お金をかけたいのはそこじゃないしやむを得ない。
「行きますよ」
「は~い」
「そういえば三谷さんのスキルをお聞きしてもいいですか」
三谷さんもシーカーだ。
武器は無くても強力なスキルを持っていればサポートくらいはしてもらえるかもしれない。
「美肌です」
「え⁉︎」
「だから美肌ですって」
スキルが美肌⁉︎
確かに三谷さんの肌艶は良さそうには見えるけどスキルが美肌⁉︎
「それは、いいスキルですね」
「でしょ~。おかげで基礎化粧品代とか浮くし、最高なんです~」
「……そうですか」
これは、三谷さん戦力とはなりえない。
俺一人で頑張るしかないけど、このダンジョンって日帰り可能な大きさなのかどうかだけ気になる。
トウモロコシ食べたばかりなので当面は大丈夫だけど、飲み物も用意してないし日をまたいだりするとちょっときついな。
奥に進んではみているけど、マップがあるわけでもない上にマッピングの準備もしていないので、これで正しいのかはわからない。
すでに何度か戦闘を経てはいるけど、基本このダンジョンは爬虫類中心のようだ。
さすがに火を吐く蜥蜴にはびっくりした。
もう少しで髪の毛がチリチリになるところだったけど、どうにか切り抜けることが出来た。
それと驚いたことにこの数戦でレベルアップしてしまった。
前回のレベルアップからレベルアップする間隔が短くなっている気がする。
もしかして経験値アップのスキルでも身に付けたのかと勘ぐってしまうが俺のステータスにそれらしき表示はない。
LV8 → 9
Bp61 → 75
HP 55/70→ 71/86
MP 45/74→ 60/89
STR 56 → 70
ATK 52 → 66
AGI 14 → 17
MAG 60 → 75
LUK 6 → 6
スキル 火魔法 ホークアイ
かなり数値は伸びている。
今有難いのはレベルアップ分だけHPとMPが回復したことだ。
先が見えないのでMPは節約したいところだけど、どうしても一人で複数を相手にする場合、魔法に頼りがちにはなる。




