表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

秋・婚約者・田舎の領地にて

 日射ひざしのぬくもりを感じた。

 足元の草花くさばなも、色付き始めた木々も、ここから見渡せる領地の、遠くに広がるプルヴェツ麦の畑も、等しく照らす、輝き。


「ミリィ、どうした。時間がないだろ」


 名前を呼ばれて、そちらへと意識を向ける。

 灌木かんぼくの植え込みに挟まれた小道、その先に、男の子が一人、立っている。


「ええ、ヴィー。分かってる。でも——」


 この道は、緩やかな斜面の、庭園のように整備された中を通って、丘の上まで続いている。


「——時間は、あるよ?」


 そう返事をして、もたもたとする私に、しびれを切らしたのだろう。その子は、すらっとした立ち姿の、ぴんと伸ばした背筋を前に倒し——刹那、一足飛びに駆け抜けて、私の目の前に、その黒く美しい髪に陽光を浴びながら、少しだけおこったような顔で、私のことを見下ろすように、立っているのだ。


「ヴィー。大きくなったね」


 ほんの数年前、まだ私たちが子供だった頃は、私も、その子も、同じくらいの体格だった。

 今では頭一つ分、私よりも上背のある彼は、いからせた眉の持ってゆく先がなくなったようで、少しだけ困った顔になり。


「ミリィ……何言ってるんだ?」


 それが精一杯。


「そのままの意味だよ。ねえ、覚えてる? 昔さー、おじい様がまだ生きていらっしゃった頃だけど——」

「ミリィ」


 決然とした調子で、だけど、ちょっぴり情けない顔をして、彼は言った。


「忘れるんだ。昔の話だろ。子供なんだから、転んで泣くことくらいあるだろ」


 丁度、この丘に遊びに来た時のことだった。

 あれは『泣く』と言うよりも……『大泣き』だったなー。


「えー? 何も言ってないよー?」


 彼は私から目をそらし。今駆けてきた所を歩いて戻り。立ち止まって。振り向いて。


「とにかく……遅れるな。お前が散歩したいって言ったんだろ。それでわざわざ抜けてきたんだから」


 そう言って、私をじっと見た。


「うん」


 お屋敷の周りの果樹園。ずっとしたの方に立ち並ぶ民家。黄色や緑色の畑、働く人たち————


「ミリィ」

「あっ、ごめんごめん」


 美しい田舎。小さな領地。

 ここは、私の父、シュティーダン伯爵の、お屋敷の裏の丘の上。


「もう置いていくぞ」


 言いつつ、それでも待ってくれる、私の幼なじみ。今では私の婚約者。


「ごめんね。待って待って」


 背中を向けた彼に、今度こそ、付いていく。

 濃紺のスーツが、目の前で揺れる。きらきら、きらきら、輝くそれが、私には、とても、まぶしく見えた。


  *


 普通、こういう丘の上には、それこそ領主のお屋敷だとか、教会だとかを建てるものだ。


「おい、ミリィ。丸見えだって。もう子供じゃないんだから」

「イイエ、私ハミリィデハアリマセン。小鳥ノオ宿、ミリィノ木デス」

「何言ってるんだ……」


 それが、何を思ったか、私のご先祖様は、丘の一番高い所には手を入れず、そのすぐ手前にやかたを構えた。


「散歩するとか言って、今度はかくれんぼなんか始めるし。何がしたいんだ……」


 最初はただの雑木林だったのだろう。だけどそれから何年もかけて、ここは私たちのお庭になった。


「あーあ。もう俺たちがいないってバレてるぞ。ザハルはおこられてるぞ。俺たちも父上からおこられるぞ…………捕まえた」


 ヴィーの右手が、私の左の手を取った。


「捕まっちゃった。ザハルは大丈夫かな」

「さあな」


 ザハルは庭師の息子で、こちらもヴィーと同じく、私の幼なじみだ。

 今、お屋敷では、私たちの家の、親戚の集まりが開かれている。

 彼の協力がないと、私たち二人だけでは、お屋敷からこっそりと抜け出すのは難しかった。


「さあ、帰ろう。まだバレてないかも知れないし」


 そう言って、私の手を引く、硬くて、少しだけひんやりとした感触。


「やだ」

「ミリィ」


 眉をひそめる、黒い瞳。


「だってまだ一番上まで登ってないもん。ねえ、ヴィー。また三人でおこられよう? きっとその方が楽しいよ」

「いや楽しくはないだろ」


 とは言うものの、彼は諦めてくれたみたいだ。

 帰り道とは反対側に、私の手を引いた。


「もう寄り道はしないぞ。このまま頂上まで行くからな」


 意志の強そうな、黒い瞳。


「うん」


 だけど、ね。


「でも寄り道はするから。最初は、あっちの『おじいさんの木』ね。次は、その向こうの石段ね」

「ミリィ……」


 時間は、ある。だけど、時間は、ない。

 風が、少しだけ強く吹いた。


  *


 うちの隣に領地を持つ、メシュロフ伯爵家。ヴィーのお父様は伯爵様だ。

 私のシュティーダン伯爵家と、ヴィーのメシュロフ伯爵家は、同じくらいのお家柄。遠い昔の戦争で、肩を並べて戦ったとか、なんとか。

 その時から今に至るまで、両家はずっと仲がいい。

 私の父とヴィーのお父様も、やっぱりどうしてか仲がいい。

 私とヴィーも、同い年で、多分、仲がいい。


「やっと着いた……振り回された……」


 私は長女で、彼は次男だった。シュティーダン伯爵家は私の弟が、メシュロフ伯爵家は彼の兄が、それぞれ継ぐことになっている。


「振り回してごめんね。でも、綺麗きれいでしょう?」


 丘の頂上には、一本の大きな木が生えていて、その枝を広く伸ばしている。

 二人並んで、太い幹の前に立つ。手はつないだまま。

 大きな枝の大きな影が、ゆらゆらと、揺れる。落ち葉が風に舞う。


「ああ……ここからの景色は久し振りだけど、いつ見ても綺麗きれいだな……」


 平坦へいたんな土地の中で、ここだけが高くなっている。庭園の植物から、町の中から畑から、その向こうを流れる川、ずっと遠くの山のみねまで、すべてが見渡せる。


「それで……これを見せたかったのか……?」


 本当にくたびれた、といった調子で、彼は続ける。


「確かに綺麗きれいだけど……こんなのいつでも見られるだろ。何がしたかったんだ?」

「うん」


 私はここからの眺めが好きだ。私自身は、住んでいる家のすぐ裏だから、見に来ようと思えば、いつでも見に来られる。


「ねえ、ヴィー」


 日射ひざしが弱まって、空気が少し冷たくなった。

 私は前を向いたまま、隣に立つ彼はどんな表情をしているのだろう、と想像した。


「……あと何回来れる?」


 子供の頃は、メシュロフ伯爵に連れられて、彼は何度もうちに遊びに来た。

 だけど大きくなるに連れて、彼も私も忙しくなり、会える機会は減っていった。


「王都行きの話か」

「うん」


 彼は王都で就職して、官僚として働くことになっている。コネで入ったようなものだけど。

 本当は陸軍を志望していたけれど、色々あって、そっちは駄目になった。

 仕事が落ち着いたら、結婚して、私も王都に住むことになっている。


「別に、ここからなら、大して遠いわけでもないだろ。いつでも来れる」


 ぶっきらぼうに、だけど優しさのにじみ出る声。

 だけど。だけどね。


「ねえ、ヴィー。カチェードニク様のお手伝いなら、王都に行かなくてもさ、おうちでできるじゃない」


 カチェードニク様は、彼のお兄様だ。

 官僚として働き、経験を積んで、領地に戻ったら、家の手伝いをする。


「ミリィ、どうしたんだ。そういうわけには行かないって、分かってるだろ」


 辺りが暗くなってきた。灰色の雲が広がる。


「分からない」

「ミリィ」


 私は彼の顔を見た。おこったような、あきれたような、そんな顔。困らせてる。それは分かってる。だけど。


「分からないよ」

「ミリィ。あのな——」


 彼は何かを言おうとしたけれど、私にだって言いたいことはあるのだ。


「ねえ、『ここ』じゃ駄目なのかな。私、この場所が好き。お屋敷があって、お庭があって。家族がいてヴィーもいて。私、幸せだよ。今ここにいて、幸せだよ」

「ミリィ」


 どこにも行きたくはないのだ。


「ミリィ。このあいだの夜会は、お前も楽しそうにしてたじゃないか。ここじゃなくて王都でも、楽しいこと、幸せなこと、一杯あるだろ」


 王弟殿下のお誕生日会が王都で開かれて、それに貴族みんなが呼ばれたのだ。


「楽しくなかったよ。私、全然、楽しくなかった」

「バースニィクきょうからも、親しく話し掛けられていたじゃないか」


 有名な詩人のことだ。


「見てたの? 見てたなら助けてくれれば良かったのに。あの人わけ分かんない。こっちが一つ言えば、三つも四つも返してくるし。そのくせこっちの話は聞いてるのか聞いてないのか分からないし」

「いや、そう言われてもな。芸術家って、そういうものじゃないのか」

「知らないよ、そんなの。詩作の出しに使われた、って感じ。公爵様が助けに入ってくださらなかったら、多分、最後まであのままだったよ」


 彼は押し黙ってしまった。少し待ってから、私は続けた。


「そっちこそ、夜会は楽しそうにしてたよね」

「どういう意味だ、それ」

「王都の美少女、ここにあり、って感じだった。笑顔もお化粧も完璧だったし、ドレスもかわいかったし、あの子を見てたら、私、自分が情けなくなっちゃった」


 父親らしき人と一緒に、ヴィーとも話しているのを見た。


「ああー、あれか。俺の上司になる人の、そのまた上司の娘さんで——」

「ヴィー」


 そんな話、聞きたくないよ。聞きたくない。


「全然頼りにならない。ヴィーは、ぜーんぜん、頼りにならない!」


 いかりに任せて、言ってしまった。

 さすがにむっとしたのか、彼は目をつり上げた。


「それなら、ミリア、そんなことを言うなら、あの公爵様も、確か結婚してなかったよな。俺との婚約は解消して、あっちに付いていったらいいんだ」


 おかしなことを言い出した。


「はぁ? 何馬鹿なこと言ってるの? 私みたいな田舎娘なんて、相手にされるわけないじゃない」


 全然、釣り合わない。年はそこまで離れていないと思うし、性格はよく知らないけれど、素敵な方だとは思うから、結婚する相手として絶対に嫌だ、ということではない。

 だけどそもそも、そんな話ではない。


「どうだかな。向こうだって、お前のこと、ちょっといいなと思ったかも知れない。俺と結婚するより、ずっといいだろ」


 おこっているのか、悲しんでいるのか、彼の表情からは読み取れない。


「本当に……何言ってるの。すねてるの? ねえ、ヴィー」


 黒い瞳をのぞき込む。だけど彼はだんまりだ。


「……分かった。じゃあヴィーゴ。私たちの婚約は解消ね。今からお屋敷に戻って、お父様たちと話そう。それで私たちの関係はおしまい」


 こんなことで駄目になるなんて。本当に。私のわがままのせいだろうか。それとも彼の器が小さいのだろうか。


「あなたは王都にでもどこにでも行って。私はここに残るから」


 彼は何も言わない。


「……ねえ、なんとか言ってよ、ヴィー。私たち————」


 その時。

 曇り空を震わせる音がして。

 大粒の雨が降り出した。


  *


 突然の土砂降りで、私たちは大木たいぼくしたに閉じ込められた。


「まずいな」

「何が?」


 閃光せんこうが見えて、ごろごろと鳴るのも聞こえた。


「雷だ」

「ヴィーのお父様の?」


 彼は落ちてくる雨粒あまつぶを見上げていた。

 雷の音は、ずっと、鳴っている。

 彼は、視線を戻すと、私の顔をまじまじと見た。


「ミリィ……何言ってるんだ?」


 何言ってるんだろうね。自分でも分からないけど。


「雷のことでしょう?」


 彼は眉をしかめた。


「そうだ。ここは一番高いから、例えばこの木なんか、特に雷が落ちやすいはずなんだ。もしそうなったら、雨宿りどころじゃないぞ」


 少し焦ったように言った。うーん、だけどね。


「確かにそうだけど……ねえ、見て。この木もそうだけど、お庭もお屋敷も、なぜだか分からないけど、一度も雷が落ちたことがないんだよね」


 おじい様から聞いた話。私が生まれてからも、ずっと。だから私は、あまり心配してはいなかった。


「それはたまたま運が良かったのかも知れないし、分からないだろ——」


 一際強く光った。一拍置いて、全身を震わせるような音が鳴り響く。


「——ほら」


 彼の言う通りかも知れない。分からないけど。


「でも、どうするの? こんなに降ってるんだから、ぬれちゃうよ」


 私がそう言うと、彼は、つないでいた手を離し——ずっと、今の今までずっと、私たちは、手をつないでいたのだ——スーツのジャケットを脱いだ。

 彼の長い腕と、濃紺のジャケットの黒い裏地が、私の肩と頭とに回された。


「ほら、これで一応、ぬれないだろ」

「何言ってるの? ヴィーはどうするの」

「いいから。雨が弱まったら、走るぞ」


 そう言って、再び、手をつなぐ。この感触。私は忘れたくない。


「分かった。じゃあヴィー。『おじいさんの木』まで走ろう。他の木よりも背が低いし、雨宿りにも丁度いいよ」

「そうだな……よし……今だ、走るぞ!」


  *


 ついさっき通ったばかりだったから、迷うことはなかった。その木。

 『おじいさんの木』は、幹が、まるで腰の曲がったおじいさんのように曲がっている、不思議な木だ。

 枝が横に大きく広がって、その高さは、子供がしたに入るには十分だけど、大きくなった私たちには、少しだけ低い。


「ほら、髪を拭くから。風邪引いちゃうよ」

「ミリィ、大丈夫だから。自分でできるって」

「いいから。やっぱりびしょぬれだ」


 それでも、根元ねもとに腰を下ろせば、私たちは少し落ち着いた。

 下草のあいだに、古代の石材が埋まっている。その表面には、模様が彫り込まれている。

 へび、犬、猫、鳥。不思議な図柄ずがら。馬や人間の姿もある。


「ねえ、ヴィー」

「なんだ」


 雷はまだ鳴っている。遠く。近く。


「手、つないで」

「分かった」


 それと雨の音だけが聞こえる。二人だけの世界。てのひらの感触。


「ねえ、ヴィー」

「なんだ」


 私は前を向いたまま、言う。


「さっきはごめんね。『頼りにならない』って。そんなことないよね。ヴィーは、私を大事にしてくれるよね」

「いや……」


 彼の気配が揺れて、黒い瞳が、私の顔をのぞき込んだ。


「俺の方こそ、ごめん。頼りないやつで」

「うん……」

「婚約は……解消、しないよな? 俺と……結婚、してくれるよな?」

「もちろんだよ」


 もちろん、そのつもりだ。

 少し、明るくなってきた。雷の音が遠ざかる。雨も上がっていきそうだ。


「そっ、そうか。それなら良かった。あー。あー、良かった」


 そう言って、彼は、気の抜けたような笑顔になった。


「本気にしたの? あきれた。今更なしになんてできないよ」

「いや本気にするだろ。あれは絶対本気だっただろ。あー良かった。あー、雨も上がったな」

「あっ、そう……うーん、まだじゃない?」

「いや行ける。行こう」


 彼は、ひざを曲げて、腰を浮かすと、私の手を引いた。私も同じようにして、二人で立ち上がっ————


「いてっ」「あわわわ」


 枝や葉っぱにぶつかった。二人とも中腰になる。


「おじいさんみたい」

「そうだな」


 木のしたからそとに出る。雨は、やっぱりまだ降っている。


「ほら、言ったでしょう。もう少しここに——」

「ミリィ」


 急に抱き寄せられた。


「えっ、ちょっ、どうしたの」

「一緒に、王都で暮らすよな。結婚してからの話だけど。お前だけこっちに残ったりしないよな」


 そんなこと。

 私は、一度、目を閉じて。小さな領地の、大好きな故郷の、光に満ちたその様子を思い浮かべて。


「うん。しないよ。一緒に暮らそう。私、付いていくから。ヴィーに、付いていくから」


 それで私は、幸せだから。


「ミリア」


 彼が私の名前を呼んだ。

 吸い込まれそうな、黒い瞳。

 彼の顔が近付いてくる。


「ヴィーゴ」


 包み込む、彼のぬくもりが、降り掛かる雨の冷たさも忘れ————


「ミリア様ー! ヴィーゴ様ー! どこだー!」


 はっとなって、私たちは体を離した。

 声のした方を見下ろすと、緑色の向こうに、人の姿が、ちらちらと見えた。


「おーい、ここだー! バレたかー! おこられたかー!」


 私は思わず吹き出してしまった。

 ザハルと、もう一人、ザハルの奥さんになる人もいる。私たちを捜しに来てくれたのだ。


「バレたー! かんかんだー! 覚悟しておけー!」


 まだ雷は去っていなかったみたい。


「じゃあ、ヴィー。行こっか」

「ああ」


 歩き出そうとして、ふと、彼が立ち止まった。


「ヴィー?」


 彼は、ちらっと、ザハルたちのいる方を確認した。今は緑の中に紛れてしまっている。


「どうしたの————」


 一瞬。

 触れた。

 彼はすぐに顔を離して、そっぽを向いてしまった。


 ヴィー。


 日射ひざしが戻ってきた。そのぬくもりも。

 だけど、私の中に生まれた、この温かさは、きっとそれだけではなくて。

 つないだ手を引っ張れば、彼は驚いてこっちを向いた。


 私はなんだかうれしくなって。

 雨上がりの輝きの中を。

 力を込めて。


 元気一杯に。


 踏み締めて。


 駆け出した。

いつも思うのですが、異世界とはなんだったのか。


そして、読後感ぶち壊しで申し訳ありませんが、面白いと思われた方は『★』を、何か一言でも残したいと思われた方は、お手数ですが、感想を頂けますと、筆者がとても助かるのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

↓同じ作者の他の作品です↓

黄色の幸せ

青い空を見上げると、それは白くてまぶしくて、私は目をそらした。

妹に婚約者クレクレされたけど、もう遅いです。大好きな彼は、誰にも渡しません。

大筋でタイトル通りのお話になっていると思います。

― 新着の感想 ―
[一言] 素晴らしい作品ですね! ☆5個つけさせて頂きました。 これからも頑張って下さい! 応援してます。
2021/11/14 08:25 退会済み
管理
[一言] 愛らしいお話でした♡ ハッピーエンド良きかな。
2021/11/13 21:37 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ