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「ん? 異世界商店?」
もしかしてこれが取り寄せとかいうスキルなのだろうか?
試しにアイコンを押してみると、画面中央にピョンッと可愛いウサギのキャラが現れた。
『異世界商店へようこそ。この異世界商店はあなたのレベルが上がるにつれ、色々な商品を購入できるようになります。現在のレベルは1なので、購入出来る商品はこちらになります』
ウサギが画面右下に移動する。すると100円ショップ・スーパー・衣料品という項目が出てきた。けれどスーパーと衣料品の項目を押しても全く反応しないので、ウサギの云うレベルが上がらないと買えないようだ。
『この異世界商店は1日に購入できる個数に制限があります。現在のレベルでは、全商品1日10コまで購入出来ます』
1日10コだけでも購入出来ると喜んでいいのだろうか。他の人のスキルが分からないので、現段階でこのスキルが良いスキルなのか判断できない。
「とりあえず見てみようかな」
100円ショップの項目を押すと、更に種類別の項目が出てくる。試しに化粧品を押してみると、化粧品関連の物が写真と共に色々出てきた。
「あっ、髪ゴムとか櫛とかもあるんだ」
ファンデーションやリップといったものから、鏡や櫛などの商品も掲載されていた。他にも項目があるので、それらを見ていくとかなり時間がかかりそうだ。
「種類豊富で嬉しいけど、全部見るのに時間がかかりそう。実際に買うのはまた後にして、先にスマホの確認をやっちゃおう」
異世界商店は商品が充実しているようで、後でじっくりと見てみようと芽衣は思った。
一度スマホをホーム画面に戻し、改めて何の機能が使えるのか、異世界商店のような知らないアプリが入っていないかを確認・起動してみた結果、アラームとメモ帳、カメラ、アルバムの機能は使えるようだ。
機能の確認を終えたので、気になっている電池残量を確認すると何故か100%のままだった。
「色々アプリ開いたから、減ってると思ってたのに…」
けれどこれでアプリを開いても電池は減らない、そして充電する必要がないということが分かった。ずっとスマホを持っている生活に慣れているので、いつでも使えるのは嬉しい。
それと先程急に出てきたステータス画面は色々試してみた結果、念じると出てくることが分かった。とても便利だが、スキルといいステータスといい、芽衣にとって都合が良すぎる。
一体誰が何の目的で芽衣たちをこちらの世界に連れて来たのか分からないが、特別待遇というようにチートが多いような気がする。
「明日他の人にも聞いてみよう」
芽衣だけがそうなのか、他の異世界人もそうなのか…色々情報を貰おうと思った。
食事前にもう一度バッグの中を探してみたが、財布や手鏡、リップといった小物は一切見つからなかった。




