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面倒くさがりの飲食店店員(女)の日常  作者: 美月


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人間関係は簡単じゃない

 最近は雨が続く。朝から雨が降っているのを眺めながら、洗濯物が乾けば良いなとも思う。

 ただ、雨が降るが故に気温が上がらずクーラーをつけずに済んでいるところもある。

 また、雨が降らなければ川の水量が減ってしまう。あまりに暑すぎれば熱中症になる人間も増えるだろう。恵みの雨だと私は思っている。

(いろいろとありすぎて・・・何を目標にしていたんだったか)

始めたは良いものの、なかなか更新ができていない動画チャンネルが気がかりだ。

これこそ、ちゃちゃっとAIで作れたら良いのだが。

音声配信の方は、ビジネスをやる・続ける上での心得を動画で知ったので、そこを膨らませて配信できたらとは考えている。

ゆっくり、ゆっくり。ただ、確実に進んでいる気はする。

 リン。

 キレイな音が響く。

(あぁ、水琴鈴。スマホのチャームに付けたんだった)

 最近、やけに鈴を身近に置きたくなる。

 スマホのチャームやペンダントに通して身につけているのだ。

 鈴の音は邪気を祓うし、聞いていて気分が落ち着く。最近の出来事は、心穏やかではいられなかったので尚更だ。

(自分自身、関わると厄介と思う人間と関わったしなー。したこと自体に後悔はないし、間違いではないけど、最適解でもなかった気はする)

 穏やかに、穏便に。ただ、それで済ましていては自分を守れない時もある。日本人が争いを避けるために自分の気持ちを伝えない選択をよく取ることは知っている。ただ、そのコミュニケーション方法は私だと通用しないのだ。

 気持ちを言葉にしてくれないとわからないことなど多々ある。相手が自分と同じ感覚・同じ考え方をしていると思わない方が良い。

 あと、基本的に荒ぶる時は、体調が悪いことも多い。

 自己開示を怠れば、一緒に働いているメンバーにも迷惑がかかる。

 まぁ、トラブルで、私はコミュニケーションが必要な時はがんがん取らないといけないことを学ばせてもらった。

 伝えても、きちんと伝わるとは限らない。

 だが、伝えなければもっと伝わらない。

 伝えたい思いがあるのであれば、口に出すことを躊躇わない。

 ケンカを避けたいあるいは気分が落ち着いていないのであれば、自らが一度場を離れる。

 それを私は両親から学んだ。

 実家にご飯を食べに行った時のことだ。

 餃子が温まっていないことに父が腹を立てて、母がそれに反撃した。

 いつもなら、感情的に返すことが少ない母にしては珍しいと思った。これ以上は、と止めに入ったのだ。

「待って!事実は餃子が温まっていない、ただそれだけやから!」

 そう。事実としては餃子が温まっていない、ただそれだけのことなのだ。別に文句を言わずに餃子をレンチンすれば良いだけの話である。

 その後、母は父と一緒にいるとケンカになってしまいかねない、と思ったので自ら家を出て散歩に行った。

 と、いうふうに。夫婦でもコミュニケーションはしっかり取らなければいけないのだ。そして、冷静になれないと思うのならば一旦仕切り直しをすることも必要である。

 自分の気持ちを押し殺すことは、自分への虐待みたいなものである。それをし続けるうちに、自尊心は低くなってしまう。

 自分の気持ちに価値がないと思ってしまうのだ。結構危険である。

 ただ、間違えてはいけないのは荒ぶった感情で他人を攻撃してもいいということにはならない。

 だからこそ人間関係は最高の修行だという話もあるくらいだ。

 私にとって人間関係は簡単ではない。

 だからこそ、伝える努力を怠らないよう、冷静に伝えられるようになっていきたいと思っている。

 そろそろ洗濯機を回してこよう。

 つづきは、また明日。

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