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面倒くさがりの飲食店店員(女)の日常  作者: 美月


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ゆっくり、のんびりできる時間の貴重さよ・・・

 まさかの寝落ち。単発バイトから帰って、たらこスパゲティを食べて、気づけば意識がぶっ飛んでいた。

 いつ寝入ったのかさえもわからない。

 ひたすら眠気がやってくる。動くのでさえもきつい。なんとか入浴、歯磨きを終えて、布団に潜り込んだ。

 それでも寝る前にやることがある。夜と朝の私の習慣。命への感謝。

「生まれてきてくれて、ありがとう。生きてくれて、ありがとう。生んでくれて、ありがとう。育んでくれて、ありがとう。なによりも、私と出会ってくれてありがとうございます。あなたたちに出会えて、私は本当に幸せものです。ありがとう。素晴らしい皆々様に、全ての良きことが雪崩の如く起きます。そして、無限大の真我の愛と豊かさと幸せが降り注ぎ続けていきます。感謝、ありがとう、おかげさま、弥栄」

 就寝。夢もみなかった。

 祈りの習慣だが、ガチである。これは、自己暗示でもあるのだ。自分で自分の命や他の命に感謝していると自己肯定感は上がる。

 頭の回路として、誰かの悪口や不平不満ばかりを口にしていると悪いこと探しの回路が発達し、誰かをほめたり、認めたり、感謝の言葉を口にしていると、感謝したり、ほめることに意識が向くようになっている。

 どちらが良いかは、どんな人生を生きたいかにもよるのだと思う。

 ただ、私は不平不満よりも感謝の数が多い人生のほうが生きやすいと感じている。

 選んだつもりもないのに、なぜだろう。

 神社に呼ばれて行ってしまうことがある気がしている。

 特に強いのが、大神神社、氏神神社、伊勢神宮、月読神社、伏見稲荷大社、御香宮、たまに八阪神社や岩清水八幡宮、春日大社など。

 呼ぶ神の力が強い。それは、参拝者の数ではなく、神格などだと思っている。

 伏見稲荷大社は、本気で人を呼び寄せる力が強い。気づかずとも、電車に乗って、その最中に「呼ばれた」ことに気づくのだ。

 電車のチラシで、伏見稲荷大社の播種祭の日であることを知ったりして。

 逃れる術はないのだろう。がっつり、神々に囲われている気になる。祈り、祀らないと自らが苦しくなることを知っているが故に。

 私の一体何を見込んだのか。他の人間ではダメだったのか。問うたところで、納得のいく答えはない。あえての答えとして。

『お前がお前であるが故に選んだ』

 それだけだ。私が私であるが故に選ばれた。見込まれた。無理やりする必要もなく、ごく自然に息をするように。抗えば自らが苦しくなるようにできている。選択肢があるように見えて、実際には一本道。途中までは進めても、遮られ、元の道に戻る。そんな道が本当に良いのかと言われそうだが、多分、自分で設定してきているので文句を言っても、自分自身への悪口になってしまうだけだ。

 開けた窓から入る風を感じながら、終わりを感じている。・・・休憩時間の。

 本日、出勤。夕方からラストまで。あと一時間しない内に出勤である。

 電位治療マットの上で、ゴロゴロできるのもあと少しである。名残惜しいが仕方ない。

 明日は明日で、本職後に単発バイトを入れたので、今日・明日でゆっくりできる時間はこの時間だけかもしれない。ならば、満喫するのみである。目を閉じて、携帯アラームをかける。寝落ちしても起きられるように。ゆっくり深呼吸して、私はリラックス状態に入った。

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