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とても短いです。読み応えの方はあまり期待しないでください。

「お客様、これより先にもう駅はございませんよ」


「んっ、おお、すまんね。いや、なにぶん最近よく眠くなりやすくてね」


こりゃいかん最近どうもよく眠くなるわい。


「ところで駅員さん、ここはどこなんじゃろうか」


「ここですか。ここはですね、終着駅のちょっと先の駅になります」


なんじゃそりゃあ、まどろっこしい表現じゃのう。


「まどろっこしい表現じゃのう…」


「ハハ、そうお思いなるのも無理ないかと」


いかん、ついつい口に出てしもうたか。


しかし本当にここはどこなんじゃ? 駅と線路と汽車を除けば遠くに見える山まで一面が花畑広がっておる場所なんぞ、わしゃ聞いたことが無いぞ。


「源十朗さん」


ん? 今誰か儂の名前を呼んだか? 妙に聞いたことのある声だったが。


「それでは私はこの辺で」


そう言うと駅員さんは汽車を汽車に乗り込み出発させると汽車が消えてしもうた。…駅員さんではなくて運転手さんじゃったか。


「源十朗さん」


そんなことを考えておったらまた儂のことを呼ぶ声がしおった。儂はその妙に聞き覚えのある声がした方に振り向くと…


「サチ子…なのか」


「ええ、そうよ。源十朗さん」


どういうことじゃ!? サチ子は儂の家内じゃが、確か三年前に他界した筈じゃぞ!?


「源十朗さん会いたかったわ」


そう言って手を握り締めてきた皺のある手や少しヨボヨボになっている顔、そして数十年共に過ごしたこの声、間違いなくサチ子のものじゃ。ならばここにいるのは本物のサチ子…なのか? 嗚呼、見間違うはずもない。ここにいるのは本物のサチ子じゃ。


「サチ子…サチ子ー」


「源十朗さーん」


まさかもう一度、家内に会える日が来るとは思わなかった。これは儂が見ている都合のいい夢なのだろうか。否、夢でも構わんもう少しこの夢を見させてくれ。


「源十朗さん、これからは二人でゆっくりと過ごしましょうね」


「ああ、そうじゃな。二人でゆっくりと過ごすか」


二人は微笑みながら花畑の中に消えていきました。何も邪魔することの無い二人だけの安らぎの場所へ。

このような感じで進めていきます。

文章が短すぎるのは私の語彙が多くない為です。何卒ご容赦ください。

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