異03-03 杜鵑・雞作・金色・鵝引
◯杜鵑催鳴
杜鵑始陽相催而鳴,先鳴者吐血死。常有人山行,見一群寂然,聊學其聲,便嘔血死。初鳴先聽其聲者主離別,廁上聽其聲不祥。厭之法:當為大聲以應之。
杜鵑は陽が昇るにつれて互いに鳴き始め、最初に鳴いたものは血を吐いて死ぬ。人が山中を歩き、一群の杜鵑が静かにしているのを見て、その鳴き声を真似すると、すぐに血を嘔いて死ぬのが常である。初めに鳴く杜鵑の声を聞くと別離の兆しであり、便所でその声を聞くと不吉となる。これを退けるためには、大声で叫び返す必要がある。
◯雞作人語
晉兗州刺史沛國宋處宗,嘗買得一長鳴雞,愛養甚至,恆籠置窗間。雞遂作人語,與處宗談論,極有言致,終日不輟。處宗由此玄言大進。
晋の兗州刺史で沛国の宋処宗は、一羽の長い声で鳴く鶏を買い求め、非常に大切に飼い、常にその鶏を窓際に籠に入れておいた。やがて鶏は人間の言葉を話し始め、宋処宗と会話をした。その話術は非常に優れていて、一日中止まることがなかった。これにより宋処宗の清談技術が大いに向上した。
◯金色鵝
晉義熙中,羌主姚毗於洛陽陰溝取磚,得一雙雄鵝,並金色交頸長鳴,聲聞於九皋,養之此溝。
晋の義熙中、羌の城主である姚毗が洛陽の陰溝からレンガを取り出す際に、一対の雄の鵝を発見した。それらは金色で、首を交差させて長く鳴き、その声は九皋まで響いた。姚毗はそれらをこの溝で飼った。
◯鵝引導
傅承為江夏守,有一雙鵝,失之三年,忽引導得三十餘頭來向承家。
傅承が江夏の太守であったとき、一対の鵝を失ったが、三年後にその鵝が30頭以上の鵝を引き連れて傅承の家に戻ってきた。
(異苑3-3)
異苑でなにを期待してるって、史書に登場しない刺史クラスの人物の登場なんですよね。なので宋処宗とか姚毗が大好物です。あとなにげに傅承も美味しそう。




