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坊主と雪の日のはなし  作者: ぽすしち


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おまえさんも


「 人の《願掛け》はな、おもいのほかいろいろとひきおこす《力》になりよる。 ―― それにな、旅を無事に終えられず、ゆきに置いて行った櫛や根付を、帰りにとりもどせない者がおれば、かけた願いの《念》だけ溜まる。地蔵様とおなじようなものだ」



「・・・そうか・・・。わたくしもまったくそのような気持ちで、山から家にもどるこの《しるし》に、立ちどまって声をかけておりました。 ―― ここに家を建てたとしの冬には、たしかに風呂のことを・・・・」




 おまえさんも毎日こんなところに立ちっぱなしで寒かろう。 うちには風呂というものがあって、これにつかると雪がふるような寒い日でも、芯からあたたまることができてなあ。 おまえさんも風呂につかれば、すこしはあたたかくなろうがなあ ―― 。




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