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坊主と雪の日のはなし  作者: ぽすしち


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道標


「 ―― きっと、アレであろうがなあ 」


 真っ暗な中を、楽し気に先をゆくジョウカイのあとに、あかりをもった男がつき、いつもつかう山へと続く道をたどる。



 しばらくゆくと、『街道』へ出る道と、『峠』に続く道へわかれるばしょになり、立ちどまった坊主が、おお、とわらうような声で、男をてまねいた。



「 ―― ほれ、このとおり、雪がとけておる」



 まねかれしめされたのは、そこにいつもある石の道標みちしるべだった。

 


 みれば、たしかに、石のまわりだけ雪がとけている。



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