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風呂がある


 たしかに、これから初めての『冬』をむかえることになるのだ。


 爺やなどは、冬の間だけ帰ってきなせえ、とききわけのないこどもをさとすように何度も言うが、冬こそ、画かねばならぬものがあると思うのだ。



 そんな気負いもあって、山に初めての雪がふり、思いもしないほどの寒さがやってきても、山をおりることはえらばなかった。


 家から爺やが持ってきてくれた布団も、母が気をつかって持たせてくれたドテラもあり、里人から薪も炭もわけてもらって、おもいのほかしのげた、ということもある。



 それになにより、 ―― この家には、風呂があるのだ。




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