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行くぜ!鉄研。  作者: 縫川
12/12

連休明け。

ゴールデンウィークをぐだぐだ過ごした長良浩太。さて、今日はゴールデンウィーク明け初日のようです。

「ひぃ~なんとかやり遂げたー!」


 ゴールデンウィークも終わってから憂鬱な日々が始まってから初めて電車に乗った時、思わず小声でこんな一言を漏らした。やっぱり皆気持ちは同じなのかな。4月初めとはまた違った「混雑」が起きている。さーて、そろそろ学校だ。


 朝のホームルームが始まった途端に提出物を出し―と言ういつも通りの展開だった。どんな返しがつくかは知らんけど(笑)。

 ―さて、いよいよお昼時だ。もう5月と言うこともあってか、学年の生徒同士の立ち位置もだいぶ確定してきた。僕は所謂「サブカル組」だ。

「あっ、そうだ。網干はどっか行ったの?」

「アキバかな~やっぱ。三日前に僕の好きなゲームのイベントがあってさ~。」

「え、具体的になんなん?」

「ほら、"Vital_Fantasy"シリーズだよ。皆も一度は耳にしたでしょ?僕の叔父さんに勧められてハマっちゃったんだよね。」

「VFか。あの絵のタッチがリアルな奴だっけ?」

「その通りよ。んじゃ恒は?」

「俺は毎日HIKIKOMORIやで!」

 口元は見事な微笑み方だったが、眉は少しばかり八の字を向いていた。

(お、おぅ…。)

「一日中家に居れるなんて羨ましいなぁ。僕は落ち着きかなくてさ~。」

 あっぶね~。これで話が滞ったら面倒臭いことになりかねなかった。島村には感謝しかない。

 失礼、人物紹介をし忘れていた。

 島村(本名:島村 敬司)はサッカー部の子なんだけど比較的潔白なタイプで僕ら含めた「サブカル組」と非常に仲が良い。勿論サッカー好きでもある。

 恒(本名:恒 明宏)は所謂「ネトゲ廃人」。部活は特に入ってもいないしクラスも異なっていたが、学校の食堂で会話した際、彼と僕とのインターネットの話題に共通点を見いだして今に至る。インターネットスラングが通じる数少ない仲だが将来が心配である。

 飯を互いに交換しあい、昼休みでも自由に使えるPCルームへ行き、暫し「情報交換」を行った。さてと、この後は授業だ。


「それにしても英語ってめんどくせぇな。」

「んね。」


 心の中で、ふとこの会話が繰り返された。


 さて、いよいよ数日ぶりの部活だ。今日は再び「部会」が開かれるとのことなので全員でまた顔を合わせることとなる。


「ゴールデンウィーク以来の部会ですね。皆さんお久しぶりです。部長の倉賀です。今回の会議のメインテーマは、在校生は分かっているだろうけど『黄緑祭』のお話です。」


(続く)

「黄緑祭」と言う名前が出てきましたね。果たしてこれはどんなお祭りなのでしょうか。部長の口からどんなお話が始まるのでしょうか。ご期待ください。

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