↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
244/249

せな、しゅいの部屋に突撃する(するつもりはなかった)

せな、しゅいの部屋に突撃(間違えて)

せなは真っ赤な顔のまま、

みのとみおとのからかい地獄から逃げるように廊下を走った。


せな「もう無理……!恥ずかしすぎる……!」


自分の部屋のドアを勢いよく開けて――


せな「はぁ……落ち着こ……」


しゅい「……ん?せな?」


せな「えっ」


しゅい「えっ」


二人「えっ」


しゅいはベッドの上でゲームしていた。

コントローラーを持ったまま、ぽかんとしている。


せな「ここ……しゅいの部屋……?」


しゅい「そうだよ!?なんで入ってきたの!?」


せな「パニックで……!」


しゅい「パニックで人の部屋入るなよ!」


せな「ごめん!!」


---


しゅいはせなの顔が真っ赤なのを見て、

すぐに状況を理解した。


しゅい「……なぎと?」


せな「ち、違……いや違くはないけど……!」


しゅい「うわ、図星じゃん」


せな「やめてぇぇぇ!!」


しゅいは笑うけど、煽りじゃない。

ただ、せなが可愛くて仕方ない感じの笑い方。


---


しゅいはコントローラーをせなに差し出す。


しゅい「ほら、ゲームやろ。落ち着くよ」


せな「え、なんで……?」


しゅい「せな、格ゲー弱いじゃん。

 集中したら余計なこと考えなくなるし」


せな「ひどい!!」


しゅい「事実だよ」


せな「……でも……やる……」


しゅい「ほらな。やっぱり弱い」


せな「うるさい!!」


---


しゅい「じゃあ軽くね。いつものやつ」


せな「うん……」


ゲーム開始。


開始5秒でせながやられる。


せな「ちょっと待って!!まだ技出してない!!」


しゅい「せな、反応遅いんだよ〜」


せな「うるさい!!」


しゅい「でも、そういうとこ好きだけどね」


せな「っ……!」


しゅいはさらっと言う。

照れずに、自然に。


せなは逆に真っ赤になる。


---


しゅい「なぎとに言われたんでしょ?

 “今日も好き”って」


せな「なんで知ってるの!?!?」


しゅい「みおととみのの声、廊下まで聞こえてたよ」


せな「やめてぇぇぇぇ!!」


しゅいは笑いながら、

せなの頭をぽんぽんする。


しゅい「せな、ほんと可愛いなぁ。

 そんな真っ赤になってさ」


せな「やめてよぉ……!」


しゅい「でも、逃げてきたのがうちの部屋ってのは……

 ちょっと嬉しいけどね」


せな「……っ」


しゅいは元気で素直だから、

こういうことを普通に言う。


せなは心臓が跳ねる。


---


しゅい「ほら、もう一回やろ。

 今度は勝てるかもよ?」


せな「勝てないよ……」


しゅい「じゃあ勝てるまでやろ」


せな「……うん……」


しゅい「やっぱりせな弱いな〜」


せな「うるさい!!」


でも、

せなは笑っていた。


恥ずかしさで逃げてきたはずなのに、

しゅいの部屋はなぜか落ち着く。


しゅいはゲーム好きで、

元気で、

たまに......?優しい。


だから――

せなは結局、

しゅいとゲームすることになった。


しゅい「まぁ、なぎととイチャイチャしてたのはめちゃくちゃ嫉妬してるけど」


せな  「え……?」


しゅい 「やっぱ今のなし!」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。