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全員がせな好き宣言して修羅場が爆誕する

全員がせな好き宣言して修羅場が爆誕する

あおばは壁に頭をぶつけながら叫んでいる。


「うわぁぁぁぁぁ!!

 今日マジで無理!!

 恥ずかしすぎて死ぬ!!」


せなは顔を隠してしゃがみ込み、

なぎとは無言でせなの前に立ち、

しゅいとひばりはニヤニヤしている。


その空気を――

しゅいがぶち壊した。


---


「じゃあさ」


「……は?」


「……なんですか」


しゅいはニヤッと笑って、

あおば・なぎと・ひばりを順番に見た。


「誰が一番せなのこと好きなんだよ」


空気が止まった。


「っ……!!?」


「はぁ!?なんだその質問!!」


「……急に核心を突きますね」


「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!」


---


なぎと「俺だろ」


「えっ」


「即答だな」


「……自信ありますね」


「だって今日ずっと……

 あいつ(あおば)とせなが近いの見て……

 ムカついて……

 胸痛くて……

 なんか……

 嫌だったし……」


言いながら耳が真っ赤になる。


せな(……なぎと……)


---


ひばり「……僕も、好きですよ」


「えっ」


「今日の猫カフェの話も……

 せなさんが楽しそうで……

 僕も一緒に行きたかったですし……

 その……

 せなさんが誰かと仲良くしてると……

 胸が……痛いので……」


 「ひばりも嫉妬してたんだな〜」


「……してました」


せな(ひばりまで……)


---


「じゃあ知ってると思うけど」


「えっ」


「俺もせなのこと好きだからな」


「お前は言わなくてもいいだろ」


「……やっぱり全員ですね」


「だって今日のゲームの時もさ〜

 せなが負けて悔しそうにしてるの見て

 可愛いって思ったし」


「やめてよ!!」


「あと、猫カフェの甘々声も聞いたし」


「おま......!」


「……それは言わない方が」


「まぁまぁ。いいでしょ〜」


「よくねぇ。投げ飛ばすぞ」


---


そして――

全員の視線があおばに向いた。


「………………」


「で、あおばは?」


「……どうなんですか」


 「言えよ」


「えっ……」


あおばは真っ赤になって、

壁に背中を押しつけて震えた。


「い、言えるわけないだろ!!!!!」


「なんで?」


「……好きじゃないんですか?」


「す、好きじゃない!!

 好きじゃないけど!!

 でも!!

 なんか!!

 せながなぎと達と楽しそうにしてたらモヤモヤするって言うか......!

 それ以上はない!!

 絶対ない!!

 ほんとにない!!

 みののこともあるし!!

 色々あるし!!

 だから!!

 言えるわけないだろ!!!!!」


「めちゃくちゃ好きじゃん」


「……隠す気ゼロですね」


「みのと迷ってるのも言っちゃったな」


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 なんで言ったんだ俺ぇぇぇぇぇ!!!!!」


せなは顔を覆ってしゃがみ込む。


せな(……あおば……

 そんなに……

 言えないくらい……

 悩んでたんだ……)


---


「今日マジで無理!!

 恥ずかしすぎて死ぬ!!

 なんで俺だけこんな地獄なんだよ!!

 なんで俺だけ言えないんだよ!!

 なんでみんな言えるんだよ!!

 なんで俺だけこんな……!!」


「知らねぇよ」


「可愛いな〜あおば」


「……素直になれないんですね」


「本当に黙れぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

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