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恋と性欲の違い

恋愛はコスパが悪い。


これはよくネットで見かける文言である度賛成意見ではある。例えば、デートにお金がかかったり、身だしなみを整えたり、相手のために興味のないことにつき合わされたりまぁめんどくさいし貴重な時間が相手のために消える。


 とはいえメリットもあるとは思う。例えば相手が死ぬほど金持ちや家柄がいいとか、一緒にいるだけ他の相手にでマウントがとれるとか性欲を満たせるとか。けどそれって恋愛じゃなくてもいいのでは?金持ちと付き合えば必ず尻に敷かれ、家柄がいい人はルールがきびしかったり、マウントなんてとるもんじゃないし性欲は別にお金があればどうとでもなる。こう考えるとますます恋愛する意味がわからない。これなら犬とか猫とか飼ったほうが癒されるし、可愛いし最高なのでは?


「おい、どうしたんだよそんなくだらない不倫記事よんで。」

話しかけてきたのはサッカー部でセンターバッグという地味だがかなり重要な役割をこなしている友達の賢治。身長は186センチとかなり高く、女子からの人気も高い。ちなみに彼女持ち。

「あぁこれか、こういう下らない事をしている奴を見て世界ランクをあげていた。」

「世界ランク?」

「あぁ、いいぞこういう下らないことをするクズは。クズがいれば真っ当に生きている俺は優越感に浸れるし、辛いことがあっても今のコイツよりは幸せだと思える。相対的に俺は偉いとなる。

「……お前みたいな奴がいるからゴシップ記事はなくならないだろうな。」


ため息をつく賢治。まぁ普通のやつからしたら俺がやっているそれは実にくだらなく、哀れだろう。俺も話しかけてきたのが親しくもないやつならさすがに誤魔化して話さなかったが、賢治とはそこそこ長い付き合いだし、別に今更この性格を隠すようなものでもない。


「そういや今日サッカーの部活は?入ったばっかだし忙しいだろ」

「あるにはあるが今日は自己紹介しあって、お互いをしろうだとよ。すぐに練習したいんだがな」

「いいじゃねぇか、サッカーて団体スポーツだろ?最初の印象って結構重要だし、ちゃんとやれよ」

「おまえにいわれなくてもわかってるよ。けどやっぱ体動してぇよ」

「あいかわらずサッカーバカだなお前は」

そう、こいつはかなりのサッカーバカ。小学生からやっており、中学でもかなり注目されていて、何度かトレセンの練習に呼ばれており、将来はJリーグに行くことらしい。是非将来金に困ったらサインを貰って転売して稼ぎたい。


「で?お前はどうすんだよ。中学と同じように美術部か?」


「まぁそれがいいんだがな、話を聞きにいったら卒業した先輩がいなくなってほぼ、幽霊部員だとよ。廃部になるか協議してるらしい」

「なるほどな、なら他の部活入るのか?」

「いや、もう面倒だし帰宅部でいいかな、絵は家でも描けるし」

「そんなんじゃ出会いとかないぞ。せっかく高校生になったんだし、楽しくやろうぜ」

「出会いねぇ」

そんな下心で部活に入るやつなんてそうそういないだろうし、いたとしてもかなり迷惑だろう。さすがにそうはなりたくない。

「けんちゃーん、部活行かないの?」

明るくしっかりとした声が聞こえる。ポニーテールをなびかせ、明るい表情をしている。名前は河井ゆかり。河井とも中学からの仲で賢治と2年ほど付き合っている。河井はサッカー部のマネージャーとしてサッカー部に入ることになっている

「あぁ今行く。」

部活の荷物を持ち上げ、河井のもとへいく。あの二人を見て、恋愛とかコスパわりぃとかふたりに言わないの?という疑問が聞こえてくるが、何を言っている。そんなこと面と向かって言うやつキモいだろ。それにあの2人はお互いをリスペクトしあってお互いを尊重している。俺もああいう恋愛ならしてみたいが中々そういう人がいない。


「あ、誠司くんもここのクラスだったんだ!いいなぁ代わってよぉ」

手を合わせ、少し上目遣いで甘えた感じに無理なお願いをしてくる。そういう態度をするから勘違いされて告白されるだぞ☆気をつけろよ☆


「ふはは、羨ましいだろう!代わりたければ先生に土下座してたのむんだな。」

「くっそ〜この極悪人めぇ!」


何も悪いことをしてないのに極悪人扱いされる俺。たまにこうした訳の変わらない悪ノリにつき合わさせる。それをみていた賢治がため息をつく


「コントは終わったか?そろそろ行こう」

「あ、そうだね、じゃあ誠司くんまたね」

そう俺に手を振り2人は去っていく。2人を見送り特にやることもない。

「俺は帰ろうかな」

机の中の教科書をしまい帰宅準備をする。すると

「少しいい誠司くん?」

顔をあげるとクラスメイトの中森彩夏さんがこちらに話しかけている。あまり話したことがなく、そもそも入学したばかりでお互いのことを知らない人が多い。彼女の印象は、クラスの中でも一二を争う美女でボブヘアが特徴的で、ゆったりとした性格をしているという印象。

「えっと、どうかした?」

「ごめんねぇ少し、お話を聞いてしまったんだけど、誠司くんも美術部入るの?」


「あぁ、でも廃部になるかもだしでやめようと思ったんだけど」

「実は私も美術部入りたくてさ、よかったら誠司くんもはいってくれない?人がいれば廃部にはならないしさぁ」

なるほど、そうか別に先輩たちがいなくても同級生で入りたいやつ集めて、部活をすればいいのか。それは確かに悪くない。ただ

「確か3人は最低でいるんだろ?俺が入っても後ひとりは…」

「そこは大丈夫、後ひとりは幽霊部員の先輩がたまに顔を出してもらうようにたのんだから、これで3人いるよ」

「たまに顔をだす?それっていいの?」

「良くはないけど、まぁ廃部よりかはましかな。先輩はたまに静かにひとりで勉強する場所欲しいって言ってたしいいんじゃないかな?」

なるほど受験生の先輩としてプライベートを確保できる部屋が欲しかったわけだ。で、廃部になりそうになりあきらめていたがそこに彼女が来て、先輩と利害が一致したわけだ。


「で、どうかな…?入らない?美術部?」

「え?あぁそうだな」

もちろん入りたいし、問題はないのだが

「あの、他の人は…?」

「他の人?今は募集中か」

やはりそうか、つまり先輩は男か女かわからんが基本来ないから二人きりというとことか。別にそこから何か起こるとは思わないが、少しソワソワしてしまいそう。

「あ、そうだもしよかったら絵を見せてよ。」

「え、あぁいいよ」

スマホを取り出し見せる。少し恥づかしいが一応長くやってはいるのでそれなりに形にはなっているはず。|ジーっとみてスライドしてあげたりして何枚か見せる


「すごく上手いね。やっぱ長いことやっていたの?」

「まぁそこそこ」

「そこそこってレベルじゃない気がするなぁ」

そう言いながらスマホをジーっとみている。そろそろあまり人には見られたくない画像が出てきそうなのでしまう。

「じゃあ入るよ。元々入るつもりだったし」

「え!本当!やった!」

と、少し飛び跳ねていそうな感じで喜びを魅せる。

「じゃあ部室いこうよ!まだ私も行ってないからさ」

「そうだな、軽く部屋はみたいな」


そう言いながら立ち上がり、職員室へ向かう。

















気楽に書いていこうとおもうますので、よろしくお願いします。コメントなどお待ちしてます。

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