第107話理由と恐怖
「さ、さっきはあんなこと言ったけど
やっぱり怖いものは怖いです」
「いいか、マジック怖気付くなよ」
「なんでですか?」
「あいつらは、相手が怖がっている
隙をついてくる」
「じゃあ、どうすれば」
「堂々としてればいいんだよ
お前だろあのバケモン倒したの」
「み、見たんですか?」
「たまたまな、扉が開いてたから」
「……」
「恥ずかしがんな、すごいと思うぞ
それに、この世界では強いやつの方がいい」
「生き残れるからですか?」
「そうだ」
「私、頑張ります」
「おお、その意気だ!行くぞ」
「はい」
「おおっと!突然の助っ人により
2人になったぞ!
助っ人の名前はタイガー!!
さぁ、どんな展開になるのか」
「グルルルル!!」
「いつでもいいぞ」
「グル、グル、グルルルル!!」
「遅い!はっはっはっ!俺に追いつく
やつはいない」
「グルルルル!!」
「おっと」
「グルルルル!!」
「よっと」
「グルルルル!!グルルルル!!」
「おお、怒った怒った
じゃ、そろそろ終わりにするか」
「グルル!!」
「来るか?」
「グル、グルルルル、グルルルル!!」
「おっと、残念俺じゃないぜ」
「グルル!!?」
「ウィンディ!」
「グルルルル!!?」
「避けなかった」
「な、言っただろ」
「すごい、あの時のタイガーさんが
言った通りに」
「いいか、双子の片方はきっと曲がれない」
「曲がれないですか?」
「そうだ、直進しかできないんだ
曲がるには1度止まらなきゃいけない
だから、俺が前に出てマジックを隠す
その間に何か魔法の準備をして
俺が避けたら打ってくれ」
「分かりました」
「いつ、気づいんたんですか?」
「この上で最初見てたんだよ
その時に気づいた」
「すごい、そんなところに気づくなんて」
「周りを見ることは得意だから」
「タイガーさんは、ほんとうにすごい
私は、何ができるんでしょうか」
「……得意だと言っても
マジックがいなきゃ出来なかったことだ」
「何故ですか?」
「お前は、周りに合わせることが
得意だろ?」
「得意かどうかは分かりませんが
ずっとサポートとして合わせてましたので」
「それが、その経験が今
盛大に使える時が来てんだよ
もう、他人に気を使わなくていい
暴れたい時は暴れたらいい
自分は、弱い何も出来ないと思うな
実際は、真反対なんだからさ
俺はすごいっていつも思ってるぞ
それに、俺はそんなマジックを見てるから
だから、わかるんだ
思いっきり暴れても合わせてくれる
それが、俺がマジックとよく
一緒にいる理由だ」
「タイガーさん」
「えぇ……お2人でお気持ち表明ですか?
そんなことしてていいんですか?
悪魔たちが起こっちゃいますよ?」
「勝手に怒っててください
私、タイガーさんといると最初は怖くても
途中からそんな気持ちどこにもないんです
それは、きっとタイガーさんの
性格が前向きだから」
「マジック、その意気だ」
「もう、あなたたちのことなんて
怖くありません
ここからは、正々堂々と行くので
覚悟しててください!」
「おっしゃ!俺も!」
「もういい、あいつはせんとうふのうだ
ふたりでやるぞ」
「グルルルル」
「絶対負けません!」




