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詩全集4

灯る方へ  灯る方へ

作者: 那須茄子

曇りガラス越しに見えた

僕はまだ震えていた

正しさばかりを抱きしめて

僕より弱い誰かを犠牲にして踏みつけていた


許されたいわけじゃなくて

ただ息をしたかっただけで

言い訳を重ね重ね

まだ胸の奥で泣いている


灯る方へ 

灯る方へ


手探りでも進めるように

間違いだらけの足を引き摺る


そっと照らす微かな光


戻れないと知りながら

それでもまだ願ってしまう

もう一度だけやり直せたら

そんな弱さを抱きしめていた






穢らわしい喧騒に紛れて

聞こえなくなった心拍を

拾い集めるように歩いた

悪童から見つからぬように


灯る方へ 

灯る方へ

 

滲む景色を引き連れて

嘘も痛みも危ない薬飲んで飛ばす

それでも僕は生きていく



いつかは風に溶けるだろう

白く滲んだ朝の中で

新しい僕を探している


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