星も綺麗だけど…
ほんまごめんやでー。
あ、後好野くんとパスたっくんは少しお休みさせてもらいまっせ!
ごめんやでー!
銀河系の隅にある、ちょっとした、星。
その星には、ある生命体がいた。
人間に最も近い、生命体が。
?「星も綺麗だけど…」
夜空を眺めながら、この星で一番人間に近い生命体、ヒコ・スターは言った。
ヒコ「夜空がなかったら、綺麗じゃないと思うんだ」
?「たしかに…」
相槌を打ったのは彼の相棒、ポンコツ。
ポンコツ「じゃあ、なんでよぞらがあるんでしょう?」
ヒコ「そうだねぇ…科学の話か僕の予想…どっちが聞きたい?」
ポンコツは唸った。
ポンコツ「ヒコのよそういがいをえらびますか?」
ヒコは気分が良くなった。
ヒコ「僕はこう考えてるよ、夜空には未知が沢山あるって…その未知を解き明かした時、そこは光る…それが星なんじゃないかな?」
手を少し広げて、ポンコツに聞いた。
ポンコツ「それしかかんがえられなくなります」
音声が少し聞き取りにくいがハッキリ伝わる。
ヒコ「それじゃあさ、僕と一緒に夜空を旅しないかい?」
ポンコツ「おっほぉ!行きましょう!」
乗り気だった。
ヒコは夜空が好きだった、どうしょうもないほどに。
夜空は何か、惹きつけられるものがあった。
科学なのか、そう思っているだけなのか、ヒコには分からない。
だが、この夜空を旅したいと思ったのはこれが最初じゃない。
準備をしてきた。
皆からはそんな事してなんになるんだと言われ、危険だ、リスクしかないじゃないかと言われた。
皆からそう…言われた。
その時…ヒコは思った。
ロマンがないな…。
ヒコは皆からの声がいい意味な聞こえた。
そんなリスクしかない事を僕がやり遂げたら、どうなる?
僕だけが体験できる…。
夜空の先に誰も行こうとしない。
何があるか分からない…未知を皆は恐れ、触れないようにしてきた、だけど、ヒコは未知を知りたいと願った。
ヒコ「ポンコツ、お前だけだよ僕に着いていきたいなんて」
目を閉じ、そう言った。
ポンコツ「みんなはロマンがないからね」
そうなのだ、実際にいる生命体は極端に変化を嫌う。
ただ唯一、変化を恐れず、逆に知りたいと願った者はヒコだけだった、皆からは異常な人物として、避けられた。
ヒコは全く気にしてなかった。
気にする余裕があったら夜空を見る、夜空に行く方法を考えるといった具合だ。
ポンコツ「ついにかんせいしましたね」
長年の夢、飛行船…それもポンコツのお墨付き。
ヒコ「見てよこの羽、美しい放物線を描いて、どこまでも跳んで行けると言っている…そしてこのエンジン、動力源…すべてがすべてを動かすためのモノで、できてる」
ポンコツが回った。
ポンコツ「これならいけますよ」
自信満々に言った。
ヒコ「じゃあ……行こうか」
ヒコは最後に自分のいた世界を見た、とても小さかった。
宇宙と比べたら小さすぎた。
ヒコ「じゃあな…ちっぽけな世界」
もう、戻ることはないだろう…。
すべての人生を使っても宇宙の1割も知ることはできないだろう…そうゆうものなのだ。
操縦席に座り、ボタンを押していく。
ヒコ「ポンコツ、コントローラー」
ポンコツ「あいよ」
コントローラーを手に取り、機体に電源を入れる。
少しだけ機体を浮かせる。
ポンコツ「エンジンオッケー、バッテリーオッケー、そのたもろもろオッケー!ぜんぶオッケーです、いつでもいけます」
少しだけヒコの手が震えた、これは鳥肌だ。
未知なる宇宙への高揚、感動。
自分が今から行く場所は、自分が一番最初に好きになった場所…それだけでご飯が食べれそうだ。
ヒコ「目的地は、そこら辺にしよう」
憧れの地に行くためすべてを学んだ。
どうすればそこへ行けるのか。
どうすればあそこへ行けるのか。
試行錯誤して、失敗を繰り返した、その結晶がこの機体。
機体が少しづつ上昇する。
ポンコツ「こうどがあがってます、このままいけばいけます」
ヒコの口角が上がる。
ついに…宇宙旅行ができる…………。
最高の気分だ……。
ポンコツ「じょうしょうちゅう…たいきけんにはいります」
機体が揺れてる、機体も嬉しいのだろう…。
そんな事はないか…。
ポンコツ「たいきけんをこえました!」
早い……夢が叶う瞬間はあっという間だな。
ついに…………やっと………。
夜空を独占できる…。
周りが夜空で覆われる。
ポンコツ「うちゅうくうかんにはいりまっせ」
重力が………。
体が軽い……。
これが……宇宙……。
ポンコツ「ここまでよくがんばりましたね…」
ポンコツが僕を労る……。
ヒコ「うん…必死に勉強して、バイトしてお金稼いで、組み立てて、ポンコツにも手伝ってもらったね」
僕は跪いた。
ヒコ「僕一人だったら…ここまで来れなかった…ありがとう」
頭を下げた。
ポンコツ「なにをいってるんですか、ぜんぶあなたのどりょくのたまものです…ほこってください」
ポンコツ「ほら…まわりをみてください」
顔を上げて、立ち上がった。
周りを見ると、そこは遠すぎて何度も諦めかけた、宇宙があった……こんなにも広くて綺麗だとここに来なかったら分からなかった。
鳥肌がすごい……。
広すぎる……。
ポンコツ「そろそろべつのほしにいきますか?」
おっと、そうだった。
ヒコ「うん、そうしてくれると助かる」
ポンコツ「おまかせを」
機体が揺れる。
次の目的地に向かう。
また、周りを見る、宇宙空間にも耐えられる透明な物質をから見えるその景色は広大過ぎてため息が出るほどだ。
言葉が出ない…星に住む生命体ではこの宇宙の美しさをどう頑張っても表現できないのではないか…。
写真で収めようが模写しようが……これを表現できない、この感動を表現することは不可能だ…。
ポンコツ「そろそろつきますよ…だいじょうぶです、またすぐこのけしきをみられます…さぁほしをすくうために…」
分かってる、僕はついでに僕の星を救おうとしてる。
今、僕の星は、いろんな問題を抱えてる。
食料もそう、汚染体の増加、廃棄物の処理方法、上げだしたらキリがない、それらをどう解決するか。
自分達が生み出した問題は自分達ではどうにもならないくらいに膨れ上がっている。
それではどうするか?
星頼みしかないでしょ。
皆は諦めてるみたいだけど、僕は、宇宙に行けた恩があるから…と言っても、ほぼ自分の力で成し遂げたことなんだけどね。
ちっぽけな星のために僕は問題を解決できる糸口を探す、皆にはできなかった偉業を成し遂げる。
そうすれば僕の事を笑った人も納得せざるを得ない。
富も名誉も手に入れたら、僕は宇宙の家を創る。
これが僕の人生だよ。
さぁ、行こうか…星が僕を待ってる。
なんか…恥ずかしいな。
へいへい、どうよ?
まぁまぁ…?
それとも最高…?
どっちでもいいか…。
だって…楽しかったんだもん。
作るのがとても楽しいよ。
それじゃあ、おやすみ。




