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ひとりたび  作者: 木卯さやの
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今度はお願い…だから

新幹線に乗り、約40分位かな?

…都会のビル…コンクリの建物の景色が、木々が生い茂る山間に入った。山を切り開いた様な路線だからかな?それとも、この新幹線が銀色だからかな?…糸を通した針が、布地を縫うように進む…。しばらくして、トンネルに入った。新幹線に乗る前に、駅舎内のコンビニでサンドイッチとバナナと無糖の紅茶を買ったので、それを食べる事に。…その前に紅茶を口に運んだ。何気に水さんが座ってる方を見た。

…椅子の後ろしか見えないけど…。

…座って居るのは分かる。なんで?椅子がちょっとだけ倒れている。…迷惑じゃ?

後ろは誰も座ってないから大丈夫…。

…寝てるのかも…。まぁ水さんもそれなりの年齢だしね…。前の職場をリタイアして、私の居る職場に中途採用で入ってきた方だったらしいけど…。

?…急に明る…あ、トンネル抜けたんだ…。

窓から光がみえる…。

…なんか…耳が変?…耳栓してるみたいな感じがした。…ん~…。…あ、戻った。

…目的地まではもう少しかかるから、今のうち食べて…

「…駅弁買わなかったのか?」

…寝てなかったの…水さん…

「…旅行先のご飯楽しみにしてますので、軽くにしてるんですよ(汗)」

「そうか。」

…電車=駅弁…これ鉄則?定義?常識?…分からないけど…とに

「三元豚のカツサンド…。軽めじゃなくないか?」

…“め”…じゃなくて、軽…“く”だ!”軽く”!!軽く食べるの!

…も~お願いだから~

「…そっとしておいて下さいな~…」

「…分かった。じゃな。」

…はぁ…ここ会社だったかなぁ…(汗)

水さんが私の元を離れた。…さて、気を??あれ?カツサンドの隣に?…何これ?…金色の…?…べっこう飴?







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