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1/7

改札はノーモーションで通る。

楽しんでいってください。

私は冴えな…くもなくもない、女子高生。

紬、16歳。

今日も、カードをかざして、駅の改札を通る。

―――あれっ!?残高ない??ないね!!

「うぉあッ!ちょっとっちょうぁぁっ!」

人ごみに流され、押し出され、跳ねのけられてしまった…。


その時、ふと白いショートの髪の綺麗な女の人が目に入った。

すっとスリムな体型がドレスで誇張され、より優雅に見える。

右耳についたイヤリングが揺れるのを追っていたら―――


―――改札をノーモーションで通過した。

え?えっ?えっ?

「見失っちゃう!」

私は爆速で現金をチャージ!

人ごみをそうめんのように潜り抜け、

話しかけた。

「おねぇさん!さっきのどうやったんですか!?!?」



「――――私男だよ?」

は??

「弟子入りッッッさせて下さいッッッ…」

「えぇ?嫌だけど…」

しゃーない…本気を出すぞ―――必殺!!出まかせ!!!


「あなたはそのイヤリングから電波を発生させている。そして、その電波はあなたのICカードから発せられる電波と同じだ!あなたは自分が手をかざしたところめがけて電波が発射される装置を作った。そしてそのイヤリングにはICカードとおんなじチップが入っている!違いますか!」


「…ふぅん?気に入ったよ。まさか一発で見抜くなんてね。私まだスマートさが足りないかなぁ。」

へ??

「いいよ。弟子にしてあげる。その観察眼は役に立つからね。」


・・・


「いいの?学校休んじゃって…?」

「いいですよ。学校より面白そうなので。」

「さ、入って入って!」

「わかりましたぁ♪」


入ると…あれ普通の玄関?

外も普通のアパートっぽい感じだったし、まさか意外と大したことな――――


『警告:侵入者です!』

ん?

玄関の廊下の壁からさすまたがこんにちは。1、2、3…..4本。4本??

「ぐぇっ!!」

玄関(鍵がいつの間にか閉まっている。)に押し付けられる。

んでもって銃を持ってるアームが1、2、3…わかんないいっぱい。

「いやちょっとまってまってまってまってまって!!!!!!」


「お茶用意したよっ―――あぁごめん。ちょっと待ってね、登録する。」

ぴろん♪

『武装を解除します。』

おぉ…すごい…戻ってくー。

夢中で見ていると、いつの間にか壁の中にすべて収納され、見えなくなっていた。


・・・


「それでさ、私と魔法を作る気はない?」

「魔法、ですか。」

魔法なんて存在しない。ここはそういう世界だから、この人は変な人で間違いない。

けど、なんだろう、あっさり作れちゃいそうなところがまた怖い。

「いや、言い方を間違えた。私の伝記を書く気はない?」

「はぁ…」

「私を観察し、話を聞き、記録する。それだけでいい。」


どうする?私。


「…やりますよ。学校もサボっちゃったしね。」

「うん。ありがとう。」


そういえば、名前聞いてなかった。

「名前、教えてくださいよ。」

「私の名前は…教えなくてもいいか。ししょーって呼んでくれたらかわいがってあげよう♪」

「はぁ…わかりましたよ、ししょー。私は紬です。よろしくお願いしますね。」

「あぁ、よろしく。」


こうして、私はししょーの伝記を書くことになった。

この物語は、ししょーについての、私が見たすべての記録である。

発明品No.001 [黄色の宝石のイヤリング]

ししょーのイヤリング。通るだけで改札を通過することができる。ちゃんとお金は払っている。

吊るされている黄色の宝石で、上下や向きなどを計算しているそう。すごいね。

他にもいろんな機能があるらしい。


発明品No.002 [警備システム]

登録された人物以外を玄関に拘束し、指示があれば発砲する。

銃はエアガンである。とってもエシカル。日本で本物を使ったら銃刀法違反があるからというのもある。

相手の武器を取り上げるアームもある。

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