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無能貴族のワイ。父上の愛人をNTR  作者: 金銅才狸


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ブラ君2


 堂々と、よりを戻したいと言い切る旧友。

 と言うかワイの元カレブラウザ。

 彼は更におかしな事を言う。


「俺は同性愛者では無いが、プラチナムと共にいたい。愛しあいたい」


 ワイの旧友、というか元カレは、そんなおかしな事を言い出した。


「それは、もう同性愛者でしょ?」

 アネウットの冷たく冷静な言葉。


「違う」

「何が違うのですか?」

「俺にとって大切なのは、プラチナムが男と言う事ではないのだ」


 ん?


「???」

「プラチナムがプラチナムだと言うこと。それが大切なんだな」

「訳がわかりません」


 会話が噛み合わぬブラウザとアネウット。


「俺はプラチナム伯爵家の事が好きなのに、プラチナム伯爵家には、俺と同年代の娘がいない」

「………そうですね」


「ならば、俺は同年代のプラチナム家の男と愛し合うのが、道理ではないだろうか?」

「ファ〜〜〜。そんなもんなんか?」

「若様騙されないで」


 感心するワイをたしなめるアネウット。

 黙って混乱していた母上が………


「私は馬鹿息子が馬鹿だとわかったときに、馬鹿な息子だなぁ〜、と思い」

「ファッ!?」


 何故か母上にディスられた。


「馬鹿な息子のほうが可愛いかと思い。やっぱり今。私の息子は馬鹿なんだと実感しました」

 

 母上が呆れた様に言う。


「な、何や母上その言い回しは、ワイ君を傷つける為に馬鹿にしてるんか?」

「だまりなさい馬鹿息子」

「ファッ?」


「よりにもよってプラチナム家の男児が、貴族の男と浮名を流すなんて、何と言う恥知らずな事をしでかしたのですか?」


「ふっ! アル君の母上殿。そんなに我々を褒めないでくれます? ちと恥ずかしい」


 とブラ君。

 ワイ等は褒められてたのか?

 気が付かなかった。


「褒めていません。私は怒り、呆れているのです。私の知らない所で、まさか………馬鹿息子が、そんな恥をばらまいているとは」


「ふっ! ちなみにアル君と俺の関係は、同世代の社交界の中では禁じられた関係と、一部に大ウケ。有名だったよ」


 ブラ君のその言葉を聞いて、母上はその場にフラフラと崩れ落ちた。

「我が家の名誉が」

 とか呟いとる。


「ブラ君は悪い奴やないんや。誰とでも、無能なワイとも、対等に付き合ってくれる良い奴や」

「だまりなさい馬鹿息子」

「ファッ?」

「良い人が、同性と恋仲になって、社交界に醜聞を撒き散らす様な悪事をはたらきますか?」


「ファッ?」

「プラチナムの名誉を傷つけたりする者の何処が良い人です?」

「ふっ! そ、それはな。憧れのプラチナム家との恋に舞い上がってた。俺には、名誉? そんな事に気を使う余裕は無かったのさ」


 ブラ君は母上のツッコミに若干動揺しはじめたのか、言い訳をはじめた。

 アカン。


 ブラ君は動揺しとるし………

 母上がおかんむりや。

 母上から説教癖がではじめる前兆を感じる。母上にギャオられたらタマランで


 このままやと、ワイ君とブラ君は、母上にしこたま怒られてまうで。

 な、何とか言い訳せねば。


「そ、それにブラ君は正体を隠しとるけれど、実は王家ゴルディアス家の一員なんや」

「!? なんですって!?」


「あ、コラ。勝手に俺の出生の秘密をバラすなアル君」

「このまま母上に説教されるよりはマシや」


「ふっ! アル君は王家の秘密を何だとおもってるんだい? 俺が王家の人間だという秘密は結構な重大事項だよ」


「ブラ君は素行が悪すぎて、何人もの男女に手を出し。王家の親に激怒されて。一時的に他家の貴族に正体を隠して預けられとるんや」

「な、なんですって!!!」


「あ〜あ。全部バラしやがって。これだからアル君は、口止めしても意味無いんだもんな〜」

「すまんやで〜。でもワイの有能な母上には、先に情報を知らせとかないと。後々面倒になるから」

「何故、私に正体を隠そうとしたのです?」


 真剣な顔で、母上はブラ君を問い詰める。


「ふっ、ヒーローは正体を隠すものだろ?」

「え? ヒーロー?」


 予想外の答えだったのか、あっけにとられる母上。


「ブラ君はヒーローなんや」

「な、何を言ってるのです?」


「全ての人を愛し、この世を愛で平和に導くヒーロー。それがこのブラウザの正体。真の姿なのさ」

「貴方も、何を言ってるのです?」

「我々よりも、上の世代が支配する、この世界は腐っている」


 ブラ君は格好いいポーズでそう言った。

 ワイがあとを続ける。


「だからブラ君はヒーローとして、同世代とそれ以下の全人類を救う気なんや」


「そう! 全ての同世代以下の人類と愛し合うのが我が使命。世界を俺の愛で包めば、我々以降の世代は愛に包まれる。世界は平和になるだろう。その為に同世代以下の全ての人類に俺は愛を囁くのだ」


「愛? そんなヒーローがいるもんですか。いていい訳ありません。若様、騙されてますよ」


 沈黙してたアネウットの抗議。


「現に今。俺は、愛のヒーローは、ここにいるのだ!」


 ブラ君は自信満々で答える。


「わかりました!」

「おお、わかってくれたか!」

「貴方が何故、王家から追放されたのかが、わかったのです」


 と、アネウット。

 アネウットは虫を見る様な目でブラ君を見てる。

 目が怖い。


「追放はされていない。ただ一時的に、預かりに出されてるだけだ」

「それを追放と言うのではありませんか?」

「俺を追放などできないさ」


 自信満々な我が友ブラウザ。

 その自信に溢れた姿に何かを察したのか、母上が口を挟む。


「では、まさか。貴方は希少な王家ゴルディアス家の紋章を………」

「ああ、俺は王家の紋章を宿してる」


 ブラ君は新しいポーズで言い切る。


「!!!」

「だから王家の連中は、俺を完全に捨てる事も、無視する事も出来なのさ。ざま〜みろ。ふぁふぁふぁ」


「追放されたのに、何故勝ち誇ってるのです貴方は? ………若様。この方大丈夫ですか?」


 驚き沈黙する母上をよそに………

 アネウットは冷たい目でブラ君をみてる。


「ブラ君は素行が悪すぎて、王家の人達との関係性が最悪なんや。仲が悪い訳や無いんやけども、むしろ好かれてるんやけれども」


「どういうことです?」

「うむ。ちと王家の親族を、からかいすぎて、イロイロ複雑な感情を持たれるようになってしまった」


 流石のブラ君も言いにくそうだ。


「もう良いです。大体わかりました」

「何がわかったんや母上は?」


「馬鹿な子供程可愛いとか、馬鹿息子の周りには、似た者が集まるんだとか、そういう言葉が真実だとわかったのです」


「なんでワイ君を凝視するンや母上は?」

「若様が可愛いからですよ」

 とアネウット。


「そうか?ワイ君は可愛いか?アネウット」

「ソレはもう」


 アネウットにそう言われると、ワイ君照れるで。


「アルバート。たぶん君は、その女に馬鹿にされてるよ。早く、その女とはわかれるんだ」


 とブラ君。


「失礼な。私の若様への愛情表現ですよ」

「それって………どんな愛情表現だ? この女、大丈夫か? アルバート」

 とブラ君が言うと、すかさずアネウットは……


「他人の異常性には、気がつくのですね。自分の異常性にも目を向けてはいかがです?」

「???」


 ブラ君はキョトンとした。


「なのに自分の異常性には気がつないと………重症ですね」


 何処までもアネウットは攻撃的だった。


「と、に、か、く。BSS、僕のほうが、先にアル君の事が、好きだったのに。寝取りやがって。このドロボウ猫が」

「な………」


 泥棒猫発言をしたブラ君。

 アネウットは驚愕してた。

 泥棒ネコ!


 彼女はそんな事を、今まで言われた事が無かったのか?

 ドロボウ猫呼ばわりされたアネウットは、今までに見た事が無いほど動揺してた。


「ブラ君、流石にワイの恋人に言い過ぎや。ワイくん怒るで〜〜〜」

「俺にそんな汚い言葉を出す口は、コレか? アル君?」

「ギャ〜。ナチュラルに若様へキスしようとするな」


 ワイ君にキスしようとするブラ君。

 そんなブラ君の行動をみて飛び上がるアネウット。

 母上はいつの時からか、机に突っ伏して、頭を抱えていた。


 ワイ君達の戦いは、これからやで〜


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