表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【500万PV】織田勘十郎異伝〜自重しなかった結果、別家を立てて生き残ります。〜  作者: 八凪 柳一
第四章 坊丸東進

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/219

別視点 鬼神と臨戦する世界

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。

楽しんでいただけると幸いです。


また、いつも誤字報告をしてくださる皆様、とても助かっております。自身でも確認はしておりますが、また間違うこともあるかと思います。その時はよろしくお願い致します。(ただし、誤字報告だけで、お願いします。)


なお、送り仮名は、どちらでも良い場合は、分かりやすくする為、多めになっている事がありますが、誤字では無い事もあります。誤字の場合は修正し、誤字じゃない場合は、ルビで対応しようと思います。

〜林淡路守side〜


 敬愛する弟であり、我らの命の恩人であり、忠誠を捧げる主が吼えた。蔵から出したのであろう美しき刀を持ち掛川の地を縦横無尽に駆けている。


 塚原新左衛門がおれば、泣いて悔しがるであろう見事な刀術よ。


 それにあの刀は、業物かそれ以上の大業物であろう。茎尻なかごじりを大きく切り詰めてあり、全体の長さを短くしてある。身幅が広く、切先きっさきの豪壮な姿。鍛えは小板目がよく詰み、地沸じにえが細かくつき、乱れ映りも鮮やか。刃紋は匂出来で小沸がつき、小互こぐの目乱れに刃交じり、逆足さかあし小足こあしが入る。素晴らしき美しさだ。


 弟は義理の親族・庶子を含めて、血縁者大好き過ぎる。父信秀の末妹が嫁いだ次郎左衛門殿が討たれた事にキレておるに違いない。ここは戦場だ。仲間の戦死など覚悟はしておったろうに、つい親族だからとキレたに違いない。しかし、総大将があそこまで暴れてはのぉ。まぁ、止められる人間はおらんから、落ち着くまで、そのままにするしかあるまい。


 我ら庶兄では、甘やかしてしまいそうだし、小姓や家臣衆はキラキラした目で見ておるだけじゃ。ここは傅役の勘助殿か土佐守様か養父にお説教してもらうしかなかろう。


〜佐久間大学少允side〜


 敬愛する弟であり、我らの命の恩人であり、忠誠を捧げる主が吼えた。蔵から出したのであろう鋭き槍を持ち掛川の地で三面六臂の動きをしている。


 次郎佐兄がおれば、泣いて喜ぶであろう見事な槍術よ。


 それにあの槍は名のある槍であろう。磨上げ(すりあげ)られており、三角造で身幅みはばは頃合いの、反りがない姿。地鉄じがねは、板目肌いためはだが流れ、柾目肌まさめはだが交じり、地沸じにえが付いている。また、小互こぐの目に小湾このたれが交じった刃紋には砂流すななしがかかり匂口においぐちが明るく、小沸こにえだ。帽子は地蔵帽子じぞうぼうし風で深く返り、裏側は、湾れ込んで深く返っている。これぞ名槍という感じだ。


 弟は義理の親族・庶子を含めて、血縁者大好き過ぎる。父信秀の末妹が嫁いだ次郎左衛門殿が討たれた事に理性が保たんかったのであろう。ここは戦場だ。仲間の戦死など覚悟はしておったろうに、つい親族だからと理性的に動けなかったのだろう。しかし、総大将があそこまで暴れてはいかん。いかんがまぁ、止められる人間はおらんから、落ち着くまで、そのままにするしかあるまい。


 我ら庶兄では、甘やかしてしまいそうだし、小姓や家臣衆はキラキラした目で見ておるだけじゃ。ここは傅役の勘助殿か土佐守様か養父にお説教してもらうしかなかろう。


〜塚原土佐守side〜


 ほぉ。三河守様は、完全に儂を超えたのぉ。二刀流は稀に使える者はおるが、まだ体系だてておる者は聞かぬ。それだのに、三河守様は、刀槍流とも言うべきか、美しき所作で敵を薙ぎ倒しておられる。恐らく、無意識にあのわざを使っておるのだろうよ。普通は違う武器であそこまで器用に戦えはせんのだが、やはり天才よのぉ。


 しかし、あれだ。総大将が先頭に立ち過ぎだ。淡路守も大学少允もこちらをチラチラ見ておる。はぁ、儂か美作守殿か勘助殿で、お説教かのぉ。


 血縁者大好きな三河守様の事はよく分かってはおるが、それはそれ。これはこれだからのぉ。はぁ、憂鬱よ。

林と佐久間が同じような事を考えているのはわざとですが、字数稼ぎでは在ません。似たような事を考える二人が刀と槍と違う武器について思考したらどうなるだろう?と思って、書いてしまいました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ