5/8
【幕間】進め 轟学園応援団
押忍っ!
轟学園応援団団長 桑原 隼人だ!
今朝、聖アグネス女学院の制服を着た黒髪姿の女子生徒が校門前に立っていた。
「こんにちは、いかがしましたか?」
誠意を込めて声をかけるが、如何せん漆黒の長ランにドン引きされてしまった。
しかし、彼女は意を決したようだ。
「これを、『畠山 定信』君に渡して下さい。」
受け取ったのは、高級チョコ菓子店の小さな紙袋。
手荷物を確認し、受け取ったことを伝えようと視線を上げれば、黒縁眼鏡と前髪に隠れた素顔が垣間見える。
(か、か、可愛い!!)
思わず見とれてしまうが、
「よろしくお願いします!!」
用事を済ませると、踵を返して走り去る彼女
「ん?」
彼女が走り去った後、宙に舞うピンク色の紙片。
紙片を掴み、内容が目に入ってしまう…。
恐らく、この紙袋に入るべきシロモノだろう。
俺は内容を頭に叩き込んだうえで、紙片を紙袋の底へと沈めこんだ。




