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一時のやすらぎ
ちょっと短いです。
いつも短いのにまだ短いのかっ!?
ハハハ。
日加理が目が覚めるとどうにも自分の部屋ではなく、ハッとして慌てて体を起こした。薄暗い部屋に目が慣れてきて、うっすらと様子が手に取れるようになる。
えてして、部屋とは持ち主の性格や癖を表すというが、それに当て嵌めて言うならば彼女は無個性ということになるのだろうか、テレビや今寝ているベッドに学習用の机や椅子といった必需品しか置かれておらず、彼女自身の趣味嗜好を表す物は一切存在していなかった。
実のところ、置かれているものもそもそも部屋の備付けのもののみであるから、持ち込んだもので目に入るのはねこのあしあと柄のパジャマくらいである。
「そっか、昨日から寮に入ったんだっけ」
少しずつ頭がハッキリしてきて現状を理解すると、日加理はポフっと音を立てて再びベッドに身を預けた。
あまりおおっぴらにするほどのことではないが、日加理は二度寝のフワフワとしたどこか頼りなくも心地好いまどろみが好きだった。
寝坊しないように早めに一度目覚まし(他の人に迷惑をかけないよう音ではなく振動)をセットして、二度目の目覚ましで起きるのだ。
最も二度目の目覚ましも十分に早い方である。
今日はちょっといつもより頭が覚醒してしまったが目を閉じていると再び眠りに就いていた。




