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機神の初心者育成  作者: Kate
3/3

機神様との出会い

すみません。先に言っとくとこの話を差し込んだ方がメインヒロインのキャラが立つと思いましたが案外立ちませんでした。

始まりの街ライト西側の砂漠地帯にて迷彩マントを装備したロングライフルで?魔獣と応戦しているキャリヴがいた。


「弾切れ…ディアス残りの兵装は?あと西側に回せる現状戦力はぁ?」


『残りの兵装は、高出力レイザースピンランス、グレネード×2、ロングナイフです。現状西側防衛に回せる人員は東側から2機だけです』


「真反対じゃない!?デーモン3体なんてキツすぎるわよ!?バカじゃないの!?くっやるしかないわね…」


彼女が決意を決めた瞬間キャリヴは前に出た。それに反応した2体のデーモンは翼をはためかせ詰め寄る。


キャリヴは背中のランスを構える。


ランスというよりメイスに近い形なのだがレイザー系武器の特徴である青く太いビームの様な線が3つ現れる。


突如ギュイィィィィンンンとドリルの様にレイザーの発生装置の基部が回りだす。


その形はまさにランス。


この形状からスピンランスと呼ばれる起因である。


「はあぁぁぁぁ!!!!」


スピンランスが一体目のデーモンを貫く。


そこからキャリヴにも操縦者にも負担がかかるであろう動きで、貫いたデーモンを薙ぎ払い後ろから来ていたデーモンにぶつける。


『なっ!?』


一撃が入る。


最初からデーモンは3体いた。


最後の一体目は前方から仕掛けた二体のデーモンを囮にし後方へと回り込まれていた。


「ならこちらもぉぉ!!」


デーモンの二激目をキャリヴが横に避ける。


咄嗟にグレネードを投げる。


しかしデーモンは高知脳であり学習する。


それが歴戦であるごとに。


デーモンはグレネードが爆発をする瞬間貫かれたデーモンを、あえてグレネードにぶつけさせ離れた場所で爆発させた。


「くっ…リアクターの稼働限界まで後何分!?」


『現状残り10分程です』


「ココを突破されたら…ライトが…」


『超高速で近づいてくる機影一。救難信号を察知したのでしょう』


もちこたえてくださいディアス…


「はぁぁぁぁ!!」


右手にスピンランスを構え突撃する。


デーモンは真正面から向かってくる。


キャリヴは動きを変え急に踏み止まりランスをデーモンに投げる。


しかしデーモンはコレを予期していたかの様に回避をする。


「まだまだぁ!!!」


キャリヴは左手でロングナイフを抜き取り前進しデーモンを切り裂く。


もう一体のデーモンがこちらに詰め寄る。


『リアクター稼働限界です。』


「なんで!?うごいてよ!?」


それもそのはず負担がかかる動きに高出力レイザースピンランスでの過度なエネルギー消費が決めてとなった。


くっ…まだ…


デーモンにより攻撃をされる瞬間の出来事であった。


デーモンは吹き飛ばされる。


まさにそれは風であり疾風であり台風の様であった。


バイクの様な形態からキャリヴの人型に高速で変形した機体の強烈な蹴りがデーモンに入る。


『大丈夫か?』


「だ、大丈夫です」


『すぐ片付ける』


その風の様なキャリヴは片腕を前に構えるとワイヤーガンが展開されていた。


そのキャリヴはワイヤーを発射しデーモンに貫通させこちらに引きつける。


もう片腕の仕込み刃を展開しデーモンを斬り捨てる。


まさに作業の様な手際の良さ。


『ふぅ…初級デーモンだとやっぱりドロップがあんまり美味しくないなぁ…』


初級デーモンのドロップが美味しくない?


初級デーモンが1体で軽く10万は手に入れれるのになんて人だ…


この人はもしかしたら相当な人物なのかも知れない…


『ライトまで行くけど乗っていく?一応キャリヴの運搬もできるから』


「ぜひともお願いします」


ライトの南側門にて。


『レイナ!デーモンはどうなった!?』


私はバイク型の可変機キャリヴに乗らせて帰ると、私と同じ防衛任務中の人たちが私に声をかけてくれました。


「大丈夫ですよーなんかこのバイクの人が助けてくれましたぁー」


そうして私のキャリヴ『ディアス』の手を振る。


『バイク型のキャリヴ…ってヴァイン様じゃないですか!?どうしてこんな所に!?』


とてもびっくりしてる様ですがそんなにすごい人なのでしょうか?


『様付けはよしてくれ。今日はただのヴァインだから』


『し、失礼致しました』


『あと彼女のキャリヴを早く治してあげてくれ。じゃあ俺そろそろ行かないといけないから』


せ、せめて名前だけでも覚えてもらわないと!


「わ、私レイナって言います!」


『おう。覚えておくよ』


そう言って彼は街の中へ行った。


「いったいどんなすごい人なんですか?」


『機神だ』


即答。


機神、最強のブリューナクトッププレーヤーの1人。


さらにシステムからマシンの組み上げも並の領域ではない。


ブリューナクプレイヤーは敬意と尊敬を込め『機神』と呼ぶ人物。


レイナの脳がフリーズをしすぐさま起動する。


「えぇぇぇぇ!?早く言ってくださいよ!?機神さんの名前ってVANなんじゃないんですか?」


『それは大会のエントリー名だよ。機神様のファンなら常識だよ。いやぁやっぱり格が違うなぁ』


また会えるかな?ヴァイン様…


これがヴァイン様との初めての出会いだった。

読んでくださりありがとうございます。


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