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『みんなで!小説家になろう』  作者: qp46


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認識ホラー

『隣の家の野崎さん』(仮)


ジャンル


認識ホラー・ミステリー



プロローグ


中学二年生の少女・真白。


父の転勤で田舎町へ引っ越してくる。


引っ越し作業中。


ふと視線を感じる。


隣の家。


古びた木造住宅。


門柱には


「野崎」


という表札。


二階の窓から同年代くらいの少女がこちらを見ていた。


目が合う。


少女は慌てて隠れる。



その夜。


窓の外。


同じ少女がこちらを見ていた。


笑っていた。



第一章『隣の家の女の子』


学校初日。


出席確認。


先生が言う。


「野崎この葉さん」


欠席。



休み時間。


主人公は聞く。


「野崎さんって?」



クラスメイト。


「ずっと学校来てない子」



主人公は自然に思う。


ああ、隣の子か。



放課後。


少女と話す。



「この葉ちゃん」



少女は少し不思議そうな顔をする。


しかし否定しない。



以降。


主人公と少女は仲良くなる。



第二章『違和感』


毎日会う。


毎日話す。



でも。


少女は家へ入れてくれない。



「今日はダメ」



そればかり。



主人公も深く考えない。



学校では。


野崎この葉の噂。



病気。


引きこもり。


不登校。



話が噛み合わない。



ある日。


クラスメイトが言う。



「お前んちの隣って空き家じゃね?」



主人公は笑う。



「いや住んでるよ」



「女の子いるし」



クラスメイトは変な顔をする。



第三章『野崎この葉』


二学期。



教室のドアが開く。



「今日から登校します」



野崎この葉。



主人公は固まる。



別人。



顔も。


声も。


背格好も。



全部違う。



放課後。


話を聞く。



野崎この葉は町外れに住んでいる。



主人公の家の隣ではない。



主人公の認識が崩れ始める。



第四章『空き家』


主人公は調べ始める。



隣の家。



何年も前から空き家。



近所の人もそう言う。



けれど。



表札だけは残っている。



野崎。



主人公は混乱する。



じゃあ。



あの少女は?



第五章『野崎家』


野崎家の過去を知る。



十数年前。


一家心中。



死亡者。


* 父

* 母

* 息子



町では有名な話。



しかし。


不可解な点が一つ。



介護されていた祖父が行方不明。



遺体も見つかっていない。



第六章『壁の向こう』


空き家から異音。



取り壊し前の調査。



押し入れの奥。



不自然な壁。



解体。



さらに奥。



白骨遺体。



祖父。



真相判明。



介護疲れ。



母による虐待死。



父による隠蔽。



その後。



罪悪感。



怪現象。



一家心中。



全て解決する。



最終章『誰でもなかった少女』


空き家は取り壊される。



主人公は野崎この葉と話す。



昔のアルバムを見る。



家族写真を見る。



新聞記事を見る。



近所の証言を聞く。



何度調べても。



少女はいない。



野崎家に少女はいない。



一家心中したのは




息子


祖父



それだけ。



主人公が会っていた少女は。



野崎この葉ではない。



野崎家の人間でもない。



白骨遺体でもない。



事件の関係者ですらない。



それでも。



主人公は確かに会った。



話した。



遊んだ。



笑った。



取り壊しの日。



重機が空き家を壊していく。



二階の窓が崩れる。



主人公は最後まで見届ける。



少女は現れない。



何も起きない。



家は更地になる。



帰り道。



主人公はふと振り返る。



更地。



誰もいない。



でも。



あの子が本当にいたことだけは、


今でも信じている。



終わり。


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